みんなの尼崎大学開学記念講座「稼ぐまちが地域を変える~まちづくりとソーシャルビジネス~」報告

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写真、会場の様子

 平成30年2月1日(木曜日)午後に尼崎市中央公民館にて、「みんなの尼崎大学開学記念講座「稼ぐまちが地域を変える~まちづくりとソーシャルビジネス~」」について、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事の木下斉さんに講演いただきました。
 当日は職員や市民など約70人の参加があり大盛況となりました。

 木下さんは、高校時代より早稲田商店街の活性化事業に参画し、札幌市、名古屋市、北九州市等において現地のまちづくり会社と共に自主財源事業と地区の生産性改善、再投資を繰り返す地区経営プログラムに関わるほか、近年は、リノベーションまちづくりや公民連携事業についても携わっています。平成22年、これら全国各地の事業を一体的に取り組むために、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立しました。

 今回の研修では、社会の礎は“民”の稼ぎであり、いかに行政や補助金に依存しない“民”の稼ぐ力を作るかが重要ということが一番印象に残りました。
 地元の価値を上げるには、他地区の成功事例を真似るのではなく、地元業者をいかに応援するかが大切であり、地域の独自性こそがその場所を訪ねる理由となることや、専門家に意見を求めるときは、単に著名な方を招くのではなく、事業の目的や条件等を意識して、共感を得られる方を人選することが重要など、それぞれの事例に対して、具体例をあげながら、なぜ成功したのか、失敗したのか分かりやすく解説いただいたことで、納得の連続の研修でした。

募集情報(講座は終了しています)

 尼崎市では平成24年度から、市内で社会課題の解決にビジネスの手法で取り組む、ソーシャルビジネスが盛り上がるよう応援しています。
 今回、地域課題を解決するソーシャルビジネスについて一層の理解を深めるための研修会を開催します。
 どなたでもご参加いただけますので、皆様のお越しを心からお待ちしています。
 ※この事業は兵庫県立大学COC事業として開催するものです。またみんなの尼崎大学開学記念連続企画講座も兼ねています。

■日時
2018年2月1日(木)午後3時30分から午後5時
■場所
尼崎市中央公民館 小ホール
■定員
先着100人(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
■内容
「稼ぐまちが地域を変える~まちづくりとソーシャルビジネス~」
木下 斉 氏(一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)
■講師プロフィール
高校時代より早稲田商店街の活性化事業に参画、平成12年に全国商店街の共同出資会社である株式会社商店街ネットワークを設立、初代社長に就任。
平成16年より経済産業研究所、東京財団の研究員としてまちづくり三法の改正や世界各国の中心市街地再生プロジェクトの調査研究に従事。
平成20年より熊本城東マネジメント株式会社代表取締役、
一般社団法人まちづくり役場とくしま理事等のまちづくり会社の設立に従事し、札幌
市、盛岡市、名古屋市、北九州市等では現地のまちづくり会社と共に自主財源事業と地区の生産性改善、再投資を繰り返す地区経営プログラムを推進。
昨今では、リノベーションまちづくり、公民連携事業についても推進をする。
平成22年、これら全国各地の事業の一体的推進を行うため一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立。公民連携事業機構理事、内閣官房地域活性化伝道師、中小機構中心市街地活性化アドバイザー、総務省人材ネットメンバー。
■申込・問合せ
尼崎大学・学びと育ち研究担当
電話 06-4950-0387 FAX 06-4950-0173
ama-ucma@city.amagasaki.hyogo.jp