【青空相談室in大庄】10月のみんなの尼崎大学 相談室を開催しました(令和3年10月13日)

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 10月13日(水)はひと咲きプラザを飛び出して、大庄北生涯学習プラザで出張版のみんなの相談室を開催しました。プラザの敷地内にある芝生にイスを置いて、オープンエアーで開催した様子をご紹介します。

「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
 毎月第2水曜日の11:00〜21:00にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
Zoom参加も可能なミニコーナーは、
・ モヤモヤ茶話会(15:00〜15:30)
・ 今月のスポットライト(18:00〜18:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。

青空の下で相談事を持ちよりました


大庄北生涯学習プラザの前にある芝生広場でひるのミーティング

 今回のひるのミーティングは大庄地域で活躍する人をはじめ33人が参加。テーマは、
・ 昔の元浜町を語る活動の今後について
・ すーさん台所事情
・ 大庄ミニコミ誌を作りたい の3つ。


生まれも育ちも元浜町だと話す西村さん

 西村さんは元浜町出身の70代のメンバーと、昔のまちの思い出を語り合う活動をされているそう。子どもの頃のまちの風景や元浜町の良いところを話す会を開いてきましたが、活動のアイデアが尽き、今後はどのような活動をしていけば良いかを悩んでいるそう。参加者からは「メンバーが子どもの頃の昭和30年くらいの地図を見ながら話したら、もっと昔のことを思い出すのでは」や「家庭にある8ミリフィルムを集めて上映会をしたら面白そう」、「みんなで古い写真を持ちよって、今と比べながらまち歩きをしてはどうか」などのアイデアが集まりました。西村さんの元浜愛がうまく形になることを期待したいですね。


大庄小学校の見守り隊などの活動をしているすーさん

 「すーさん台所事情」の相談を持ちかけたのは、大庄小学校の見守り隊などの活動をしているすーさん。すーさんの奥さんが入院中で、自分で食事の準備をしなければならず、料理ができないのでラーメンばかり食べているそう。「料理のレパートリーを増やしたいんですが、みなさんどうしてますか?」となげかけました。参加者からは「奥さんが帰ってくるタイミングで料理を教えてもらったらどうか」や「スーパーに行って食材を見るところからスタートしては」などの意見が集まりました。すーさんには「まずは好きな物を作る練習からしてはどうか」の提案が響いたようで、最後には「好物のししゃもから焼いてみます」と話していました。


当日のホワイトボードです。気になる内容はありますか?

ディープな大庄を知ろう!


大庄地域課の松下さんを中心にネタを持ちよりました

 15時からは、地域のネタを持ちよる「大庄どうでしょう」のコーナー。大庄地域課の松下さんが見つけた大庄の面白ネタを聞きながら、参加者が普段気になっている場所や情報を出し合いました。「昔は牧場があった」や「水明公園に謎の声がするスポットがある」、「日本三大怨霊の二人が関わる場所がある」などさまざまなネタが持ち込まれました。


歴史を感じられる看板を見つけて写真を撮る参加者も

 その後16時半からの「大庄さんぽ」では、松下さんに大庄北生涯学習プラザの周辺を案内していただきました。プラザの南側にある大庄おもしろ広場から、2号線までの道中にあるちょっと変わった面白い建物などを見ながらお散歩。普通に歩いているだけでは気づかないようなポイントを教えてもらったり、まちのことをくまなく知っている松下さんならではの解説を聞いたりと、参加者は「新しい発見があって面白い!」と楽しんでいました。


18時からは「今月のスポットライト」でhoney bee caféの仲尾さんからお話を聞きました

今月のスポットライトはこちらからご覧いただけます。



芝生広場でモルックも楽しみました!

尼大に感謝を伝えたい!


よるのミーティングは外が暗くなってきたので室内で行いました

 居合わせた参加者同士でお悩みにお節介しあう「よるのミーティング」。18人が参加し、2つの相談事を考えました。上がったテーマは、
・ 1年間の報告とお礼
・ クイズイベントの参加者募集 の2つ。


今回も作業着に身を包んで参加した照屋さん

 「1年間の報告とお礼」のテーマを出したのは、配管工事の会社を経営されている照屋さん。照屋さんは、ちょうど1年前の2020年11月に中央北生涯学習プラザで開いた相談室に初参加してくれました(レポートはこちら)。そこでは「若い職人を増やすために配管工の仕事を知ってもらいたい」と相談を持ちかけ、居合わせた参加者から、尼崎の中小企業の魅力を高校生に伝える冊子「ワザカタログ」を作っている団体の紹介を受けました。

 その後、照屋さんは苦手だったSNSを始めたり、高校に求人広告を設置したりと、今まででは想像ができないほど、数珠繋ぎに活動の幅が広がっていったそう。「尼大がきっかけで人脈がどんどん広がりました。高校生が職場見学に来ている記事がYahoo !ニュースにもなりました。相談室に参加するまでの私では考えられないことで、今日はその感謝と1年間の報告に来ました」と照屋さん。

 さらに配管工の仕事を広めていきたいという照屋さんに、参加者からは「チューブロックという配管をモチーフにしたおもちゃを作っている会社とコラボしても面白そう」という提案が。照屋さんは早速、「会社に伺って話を聞いてきます!」と話していました。


よるのミーティングのホワイトボードです

 次回は2021年11月2日(火)11時から「園田東生涯学習プラザ」で開催します。来月も生涯学習プラザへの出張相談室で、曜日もいつもと異なっていますので、お間違いのないようお気をつけください。相談員一同、皆さんのご参加をお待ちしております。