小さなことから出来る、大きなこと。【ぼちボラの会】

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 市内の色々な場所で活動されている団体さんやスポットをより深く知っていただき、関わってくださる方の輪を広げることを目的に、私たち職員が活動に直接お邪魔させていただき、お試し体験レポートをお届けしようという新入生勧誘企画「新歓情報」。

 今回は『ほっと館』で行われている『ぼちボラの会』にお邪魔してきました。
 いきなりですが、『ほっと館』はご存じですか?阪急・武庫之荘駅から南に約700メートルのところにある、旧口腔衛生センターの建物をリフォームし、昨年4月にオープンした尼崎市社会福祉協議会の新しい施設です。正式名称を『尼社協ほっと館』といいます。温かい「HOT」と「ほっとする」、「誰も放っておかない(ほっとかん)」という意味が込められており、洒落っ気のあるネーミングですね。


令和5年4月1日オープンの尼社協ほっと館

 ここで毎月15日に行われているのが、無理なくゆっくりボランティアができる「ぼちボラの会」です。使用済み切手を整理する作業、エコ封筒作り、缶バッチづくりなど内容は気軽にできるもの。
 今回は切手の整理をさせていただきました。消印が押している使用済みの切手の周りを1センチくらい離して切り取るとのこと。郵便料金としては使用できない切手ですが、全国の切手コレクターの方に送られ、換金されるそうです。その換金額は開発途上国など海外の医療に使われ、多くの人の命のためになっているとのことでした。他にも、缶のプルタブは換金後に市内の子ども食堂の支援に充てられているなども教えていただきました。恥ずかしながら、そのような事実を全く知らず、勉強になりました。


使用済みの切手の周りをチョキチョキしていきます。

 切手は市内の有志の団体や個人から集め、かなりの数が用意されています。今月は特に多いとのことで、やる気がみなぎってきます。作業はやはり、至って取組みやすく「これなら、小さい子供でも出来るな。親子連れでもボランティアに参加出来るな。」などと考えていると、気が付けば、取材で訪問させていただいたのにも関わらず、黙々と切手を切り続けてしまっていました。
 少し反省して、参加されている人にボランティアを始めたきっかけなど、お話を聞いてみました。お話をお伺いしたのは、市内のボランティア団体で活動されている方で、以前は海外に赴任していたそうですが、海外はボランティア活動が日本より活発であったため、ボランティアの意識が自身に根付いていたとのことです。そして、帰国後の1995年に発生した阪神淡路大震災をキッカケに、ボランティア活動を始めたとのことでした。たくさんの人の役に立つということよりも、ボランティア活動を通じて、居場所があることや、仲間がいることの大切さをとても感じたとのことです。
 ボランティア活動は一般的には「人のため」とのイメージが先行しているかと思いますが、ボランティアは最終的には「自分のため」と、お話しされていたのが一番印象的でした。


用意された大量の切手

 わたしは今まで自分の時間や家族との時間を優先したり、空いている時間は体を休めたりして、ボランティアなど一切考えることなく生きてきました。しかし、それはボランティアを「とても大きな何か」と思い込んでいただけだったことに気が付きました。
 記憶に新しいところでは、今年の元日に石川県をはじめとする北陸地方を襲う大地震がありましたが、こうした大きな災害のたびにボランティアが注目・報道され、意識の中に飛び込んできます。もちろん、これも立派なボランティアなのですが、ぼちボラの会のような身近にあり、小さなことから出来るボランティアに意識が向いていなかったのです。


皆さん楽しく活動をしています。

 おうちに不要な使用済み切手はありませんか?おうちに不要なプルタブはありませんか?また、日常の中にちょっとした時間はありませんか?それ、ボランティアになりますよ。
 ぼちボラの会は毎月15日に「ほっと館」で開催されていますので、気軽に覗いてください。

団体名
ぼちボラの会
活動日
毎月15日 10時~11時30分(15日が土日祝の場合は、直前の金曜日に開催)
活動内容
切手整理、エコ封筒づくり、缶バッジづくり (お天気なら雑草取りなども)
持ち物
特になし
参加条件
特になし
場所
尼社協ほっと館
連絡先
尼崎市社会福祉協議会ボランティアセンター(電話: 06-4950-8863)
ぼちボラの会から一言
「誰でも気軽に人や社会につながる場」に。という思いから開催しています。ご参加に事前申し込みは必要ありません。時間中は出入り自由ですので、「なんとなく、時間があるから来てみたよ~」大歓迎です!会場参加だけでなく、「おうちでぼちボラ」(材料をお持ち帰りいただき、出来上がったものを後日届けていただく)という参加方法もありますので、ゆるやかに、ぼちぼちのんびり参加してみてくださいね。