「みんなのサマーセミナーin尼崎」が無事に終了しました。第5回目となる今年は市立琴ノ浦高校をメイン会場とし、隣接する尼崎城、中央図書館も教室となりました。2日間で300を超える授業に参加した生徒数は、延べ6300人以上。熱気に包まれた2日間となりました。暑い中お越しくだっさった皆さま、ありがとうございました!
みんなのサマーセミナー(通称:サマセミ)は「みんながセンセイ、みんなが生徒」をコンセプトに、まちの人がセンセイにも生徒になれる学校ごっこです。伝えたいことがある人は誰でもセンセイに、学びたい人らなら誰でも生徒に。子どもからお年寄りまで参加できる学びのイベントです。
センセイはまちのお店の人や主婦、学生、本物の学校の先生など多種多様。今年は応募総数が予定を大きく上回り、「全てのセンセイに登壇してもらいたい」という実行委員の思いから、昨年まではなかった「6時間目」を増枠しての実施となりました。
生徒は大時間割表をチェックして、好きな授業を好きなだけ受講します。事前にパンフレットやホームページの時間割表をチェックして、自分だけの時間割を考えてきている人もたくさん。ほんの一部ですが、当日の様子を写真でご紹介します。
サマセミは朝礼からスタートします。和太鼓による演奏で開幕となり、手話ラジオ体操をしたり、校歌(キダ・タローさん作曲の「あぁ尼崎市民家族」)を歌ったり、数十キロの甲冑をまとった実行委員長が登場したりと、大盛り上がりでした。
朝礼が終わればチャイムと共に授業開始。久しぶりに聞くチャイムの音に、学生時代を懐かしく思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか。授業のジャンルは多種多様で、どれを受講しようか迷うほど。
当日の運営はたくさんのボランティアスタッフが関わってくれています。中学生から大人まで、世代を交えたチームに分かれ、受付や道案内、駐輪場整備など、いろいろな仕事を受け持ってもらいました。
食堂では、毎年恒例のみん放!(みんなの尼崎大学放送部)の公開生放送ラジオや、みんなで作る「巨大塗り絵体験」、AED体験とコンテンツが盛りだくさん。みんなの「こんなことやってみたい」が体現されました。
学びを活かし活躍できる場が暮らしの中にある。それを面白いと応援する人がいる。みんなのサマーセミナーはそんな場所です。今年も、たくさんの人が関わりながら作り上げたサマセミ。ここでの出会いや経験が、それぞれの次のステップへと繋がっていくことを願っています。