2022年11月13日(日)は、オープンキャンパス「ダイナマイト!センタープール」を開催しました。前回のちいきいとに引き続きボートレース尼崎を会場に、ボートレースの楽しみ方を学ぶビギナー講習などを行った様子をご紹介します。
ビギナーズラックが出ました!
今回は、ボートレース尼崎の7階にある、普段は入ることのできない会議室で開催しました。大きな窓からコースを見下ろすことのできる絶景の場所です。今回は実際に舟券を購入してみようということで、まずはボートレース事業部開催運営課の星川さんからルールの解説をしていただきました。
ボートレースは、1周600メートルのコースを3周した入着順位を決める競技。公営競技の中で最も少ない6艇の出走数で競います。一番内側でスタートする艇(1号艇が多い)が有利で、1着になる確率は、ここボートレース尼崎では6割を超えているそう。そのため初心者でも予想しやすい競技だと星川さんは解説します。
1着から3着までの着順を予想する「三連単」が売り上げの9割を占めており、当選はなんと120分の1の確率! 同じ予想をしている人が少なければ少ないほど倍率が高くなるので、もし当てることができたら払戻金が1万円以上になる「万舟(まんしゅう)」も期待できます。選手のランクや年齢、コース、モーターの調子などを踏まえて、どの選手が1着になるか予想します。
第二レースは1号艇が1着、5号艇が2着、4号艇が3着と波乱の展開で、なんと参加者の中から4名も当選!払戻金を受け取った参加者は「これがビギナーズラックですね」と喜んでいました。
新しくなった館内を見学しよう
次は新しくなった館内を見学。1階には焼きそばやラーメンなどのフードコートが並びます。その奥には今回のリニューアルの目玉である、子どもが遊べる施設「Mooovi(モーヴィ)」があります。トランポリンやボールプールなど体を使って遊ぶ遊具が設置されており、1人300円で使用できるとあって休日は予約がいっぱいだそう。外から眺めると、子どもたちは保護者と一緒に楽しそうに遊んでいました。
2階は観覧席フロア。100円で入れる自由席から2人掛けで机のある指定席、自宅にいるように楽しめる半個室まで、さまざまなタイプの席で観戦することができます。指定席のゾーンでは、無料でジュース等が飲めたり歩きやすい絨毯が敷き詰められていたりと、ゆったりとくつろぎながら1日中過ごせそうな空間です。星川さんは「ボートレースのイメージが変わりましたか?」と館内のリニューアルに胸を張っていました。
どうして尼崎に公営ギャンブルがあるの?
来賓室に戻ってからは、ボートレースと尼崎市の関係について学びました。ボートレース尼崎は、昭和27年に戦争の復興資金を集めるために設立。元々はオートレースの誘致等を検討していたそうですが、このあたりは大湿地帯だったため、湿地を掘って大池を作ってボードレース場にし、出てきた土を利用して湿地を埋めれば一石二鳥だと考え、ボートレースの誘致に乗り出しました。
令和3年度決算では売り上げのうち約11億円が市の財源に入れられており、主に公共施設の整備及び保全のための基金、新庁舎建設のための基金に積み立てられています。まちの真ん中に作られたから「センタープール」の愛称がついたというボートレース尼崎は、「地域の人の支えがあってこそ運営できています。」と星川さんは話します。参加した中学生は「知らない話を聞いてボートレースは奥が深いと思った。お父さんがハマっている理由が分かりました。」と最後に感想を話していました。
次回のオープンキャンパスは、本にまつわる内容を検討しています。詳細が決まり次第みんなの尼崎大学のSNSなどで告知しますので、楽しみにお待ちくださいね。皆さんのご参加をお待ちしています。