尼大ランチミーティングを開催しました(令和6年10月31日)

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 2024年10月31日(木)。10月最後のこの日は、以前より雨予報が出ていた日でした。ですが蓋を開けてみれば、当日は晴れ時々くもり。運営メンバーの思いも伝わってか、無事に開催することができました。

 年に1度の「尼大ランチミーティング」。今回も尼崎市役所東側にある橘公園の木陰にみんなで座り、取り組みたいプロジェクトの相談やお困りごとの情報共有を行いました。お昼休憩を迎えた市職員のみなさんが12時すぎから続々と増え、最終的には市民と市職員あわせて50名ほどの方が参加するミーティングになりました。当日の内容をレポートします。


公園内に机と看板を出して、受付。なにをやっているんだろう? と覗かれる方もしばしば。

 今回集まった相談ごとは6つ。「卒業設計のヒントに尼崎のイメージをもっと知りたい」「朝昼晩にしっかりと食事を摂ってほしい」「ジャグリングの全国大会を尼崎に誘致したい」「救急隊(救急救命士)の今後について考えたい」「腸もみサロンを開業したい」「尼崎ならではの幼児教育の場をつくりたい」というもの。今回はその中でも2つの相談について紹介していきたいと思います。


公園内にはキッチンカーが2台。参加者のみなさんもここで購入したロコモコや唐揚げ、オムライスなどをおいしそうに食べていました。

朝昼晩ごはんを食べてほしい

 まずは、尼崎市役所の健康増進課のお二人からの相談。

 「現在、インスタグラムをつかって食育のことや食事の重要性について市民のみなさんに向けて発信をしています。10,000人フォロワーを目指して活動しているのですが、たくさんの方に届いている実感がありません。最近ではつかしんでのイベントを通して市民の方に直接アプローチする機会もつくっていますが、今後どうやって届けていけばいいでしょうか?」という内容でした。


相談者はみっしぇるさん。普段は市役所で管理栄養士をされています。インスタグラムの動画ではきちんとお弁当をつくっていない「係長」にツッコミを入れるという役割をされています。

 若い世代に健康意識を持ってもらうのはなかなか難しいそうで、いろいろな工夫をしながら発信や機会づくりをされているとのこと。ですが、ランチミーティングに集まった参加者も朝昼晩としっかり食事を摂っていない方も多いようで、「個人的には1日2食の方が調子がいい気がする」「ギリギリまで寝るために朝ごはんを食べないことが多い」などの意見が寄せられました。

 「朝ごはんを食べるために早く寝てはどうか?」というみっしぇるさんからの呼びかけに対して「仕事が遅くまであるので、それがどうしてもできないんです。横に私の上司がいますが」という一触即発のシーンも。

 参加者からは「料理をつくるリール動画をよく見ているので、調理をする風景を発信してはどうか」「365日、毎日違う具材のおにぎりをつくって発信するのは面白そう」「管理栄養士のスーパーみそ汁なんかも気になる」などの意見が寄せられました。

 また、昨年参加してくださり、今年も来てくださっていたインスタグラマー、、ではなく消防局のみなさんとコラボするのもありですね!という声も。消防局のお二人からは「基本的なことですが、毎日発信するのが大事。私たちは撮り溜めて頻度高くアップできるようにしている」という先輩からのアドバイスも。


ランチミーティングで相談したことにより、一躍インスタグラマーになった消防局の岸本さん。市役所庁内からのインスタグラムの運営コンサルティングやコラボの相談も多そうですね。

ジャグリングの全国大会を尼崎に

 二つ目に取り上げるのは「尼崎にジャグリングの全国大会を誘致したい(実施できる会場を探している)」という相談内容。相談者のきぞはるさんは、自身でジャグリングの道具を製造販売しておられるそうで、「シガーボックス(下記写真)」の製造においては日本でトップシェアを誇っているそうです。


自身が製造したシガーボックスでパフォーマンスをするきぞはるさん。

 また、尼崎のジャグリングのレベルは非常に高く、本場海外からのオファーがあるメンバーもいらっしゃるとのこと。参加していた方も初めて聞く話が多いようで、非常に驚いていました。

 今回の相談内容ですが、ジャグリングの大会をするためには最低でも500㎡のサイズの空間が必要で、かつ高さも7m程度求められるとのこと。市内の大きな体育館施設の使用は何度か断られたことがあるようで、実施できる会場に悩んでいらっしゃいました。

 参加者からは「園田学園女子大学はどうか?」「市立尼崎高校の体育館は?」「中央卸売市場にもいい場所があるのでは?」など、実施の可能性がありそうな場所がいくつか挙がりました。尼崎でジャグリングの全国大会が開催される日も近いかも!?


今回はお昼時の開催も相まって、子ども連れでの参加も多数。

 相談のあとのイベント紹介や活動紹介の時間には、たくさんの参加者が自身のやっている事業や取り組みを紹介されていました。時間はピッタリ13時半で終了。

 今回は分量の問題で、相談事は2件だけの紹介に留まりましたが、ぜひ引き続きいろいろな方に「みんなの尼崎大学 相談室と談話室」にお越しいただければと思っております。相談員はもちろん、集まった方同士で対話と相談ができると素敵ですね。

◉次回のみんなの尼崎大学 相談室と談話室の詳細
尼崎市ホームページ