プロフィール
【阪急沿線代表】高谷美紀さん(主婦)
13歳と6歳の子どもがいるママ。実家はJR沿線。高校は阪急沿線、短大は阪神沿線と尼崎の沿線情報を知り尽くしたスペシャリスト。現在は、夫の実家がある阪急塚口在住。おいしいものには目がないグルメな人。
【JR沿線代表】前川千尋さん(主婦)
姫路市出身。結婚を機に尼崎へ。尼崎在住歴5年。JR尼崎駅周辺のマンションに住む。4歳と1歳の子ども、夫の4人暮らし。市内で気になるお店があれば、自転車に乗って東西南北どこへでもスイスイ行っちゃう行動派。
【阪神沿線代表】大永尉惠さん(障がい者通所施設運営)
生まれてからずっと尼崎。5歳と2歳の子どもがいるママ。子育てサークルや、障がい者通所施設(放課後デイサービス)を運営。尼崎のイベントは、かかさずにチェックする情報通。誰もが認める超パワフルな女性。
ママ達のおもたせ
阪急、JR、阪神と3つの電鉄が南北に走る街「尼崎」。沿線ごとにカラーが違うことから「けっこう仲悪いんちゃうん?」疑惑があるとか、ないとか…。今回は沿線を代表して、3人のママたちによる座談会を開催。進行役は、「尼ノ物書キ組」局長の坂本。歯に衣着せずに、本音でとことん語ってもらいます。
皆さん、本日はお集まりいただきまして、本当にありがとうございます!今回は、阪急、JR、阪神沿線にお住まいの方々に、それぞれの沿線を代表して来ていただいた座談会。どうか遠慮せずに、思い存分話してください。
まずお聞きしたいのは、市外の人から見た尼崎のイメージ。皆さんで感じていることがあれば、お聞きしたいなあと思うのですが。
市外の人から見たイメージ…。けっこう悪いかも(笑)。私、短大に通っていた時、「尼崎って、公害とヤンキーの街やろ?」と言われたことがあって。しかも、吉本新喜劇に出てくるような原色のスーツを着ているヤンキー…。
あ~っ、でも。私も姫路に住んでいた時は、そんなイメージを持っていたかも(笑)。ガラが悪いんかなって。尼崎に引っ越すのが決まった時も、周りから「なんで尼崎なの?大丈夫?」って本気で心配されたりして。鞄は絶対に背中の後ろに隠して持たないとあかんとか、色々とアドバイスをもらいました。でも、私自身は、危険なことに1度もあったことないんですけどね。
実際に住んでいる皆さんと、市外の人のイメージはかなり違うと?
ですね~。かなりギャップがある。尼崎は、いい人多いですよ。子ども連れで電車やバスに乗っている時、話し掛けてくれたり、乗降時にベビーカーを運んでくれる人が多いのには驚きました。都会だから冷たいのかなと思っていたら、びっくりするほど優しかった。
「下町」っていうイメージは当たっている気がします。うちの校区は、子どもの通学路に旗ふりボランティアの方が立ってくださっていたり、地元の施設で色んなイベントをしてくださったり。地域に顔見知りが多いのは、親としても安心なところで。学年が違っても、子ども同士、仲良く遊んでいることも多いですしね。
センプル君て、名前なんや(笑)。最近は、企業さんだけでなく、一般の人たちが有志で主催しているイベントも多いですよね。とくに去年は市制100周年だったので、盛りだくさんでした。そのなかで、1番インパクトのあったのは、梅香小学校の跡地であった水風船の投げ合い!色水の入った水風船を、参加者同士で投げ合うという、ほんまありえへんイベント!
「自分で作る」というと、私は18歳の時に子育てサークルを立ち上げたんです。そのころは、子育てにかなり不安があって。子どもたちと、楽しく暮らしていけるんかなあって。でも、立ち上げ時には、中央地域振興センターの方や社協の方が、親身に相談に乗ってくれて。そこから、色んな縁が広がって。人生がものすごく楽しくなりました。ほんま阪神沿線に住んでいてよかったなあって思っています。
子ども向けにはリトミック、ダンスとか。お母さん向けには、ちょっとでもくつろいでもらえるように、ネイルやフェイシャルマッサージなどをしています。その間、スタッフやボランティアに来てくださった方たちで、赤ちゃんをお世話しているんです。
ステキ!私も子育てサークルに参加していますよ。尼崎市に住んでいる高校時代の先輩が「一緒に行こうや~」って誘ってくれて。姫路だとどこにでも車で行かないとだめなのに、歩いたり自転車で行ける距離に、サークルや子育て支援施設がたくさんあるのはうれしい。
かなり、尼崎ライフを満喫されているとお見受けしました。後半は、皆さんにそれぞれの沿線のいいところをアピールしてもらおうと思います。(後半に続く)