【近いけど今月も出張しました!】11月のみんなの尼崎大学 相談室を開催しました(令和3年11月2日)

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 11月2日(火)は前回に引き続き、ひと咲きプラザを飛び出して園田東生涯学習プラザで出張版のみんなの相談室を開きました。ポカポカした気候のなか開催した、相談室の様子をご紹介します。

みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
 毎月第2水曜日の11:00〜21:00にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
Zoom参加も可能なミニコーナーは、
・ モヤモヤ茶話会(15:00〜15:30)
・ 今月のスポットライト(18:00〜18:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。

学生の力でチャリティショップを開きたい


プラザの扉を開けて、芝生も使ってひるのミーティング

 今回のひるのミーティングは園田をフィールドに活躍する人を中心に25人が参加。テーマは、
・ ウォークラリーの成功を願って
・ ミーツ・ザ・福祉の出演者募集
・ 園田でチャリティショップをしたい の3つ。


NPO法人月と風との清田さん(左)と大学生の竹中さん(右)

 「園田でチャリティショップをしたい」の相談を持ちかけたのは、大学生の竹中さん。大学生と高校生が集まったグループで、チャリティショップをオープンしたいと考えているそうで、コープ尼崎近松店で「チャリティショップふくる」を開いているNPO法人月と風との清田さんからアドバイスをもらいました。「地域の人から服が集まるか心配」と話す竹中さんに、「ふくるは服が集まりすぎて在庫管理に困っているので、若者のセンスでセレクトして売ってもらっていいですよ」と清田さん。
 さらに、「出店場所はまだ決まっていないので、まずはイベントとして単発で開いて様子を見たいと考えています」と竹内さんが話すと、園田駅近くのコミュニティスペース「hinata」で活動している前口さんから「hinataを使っていいよ!」と提案が。服の仕入れに引き続き、イベントできる場所までとんとん拍子で決まり、竹中さんは「いいんですか、ありがとうございます!」と喜んでいました。


当日のホワイトボードです。告知も3件ありました

芝生で漫画一巻選手権


芝生にイスを出して漫画に集中する参加者のみなさん

 15時からは「漫画一巻選手権」と題して、おすすめしたい漫画の一巻だけを持ち寄って内容をプレゼンし、それぞれ興味のある漫画を交換して読みました。タブレットに1000冊以上の漫画データが入っているという強者から、普段は漫画も本も読まないという人が参加。プラザの周辺はとても静かな住宅街で、時折聞こえる飛行機の音をBGMにゆったりとした時間を過ごしました。


「面白かったので二巻以降も貸してください」と交渉する参加者も

17時からは地図を見ながら園田のまちネタを持ち寄りました

尼大農学部の活動報告


説明をする園田地域課の藤井さん(左)と農学部長の内田さん(中)

 18時からの「今月のスポットライト」では、田能で「みんなの畑」を運営する内田さんを中心に、2021年度からスタートした「尼大農学部」の報告会をしました。農学部は、尼崎の伝統野菜・田能のさといもを栽培し、販売して収益をあげるところまでを学ぶ1年間のコース。現在は7人が入部し、ワインのソムリエや料理上手な人など個性豊かなメンバーが集まっているそう。藤井さんからは、「8、9月は暑すぎて大変でしたが、作業の後にみんなで野菜を調理して食べるなど楽しく活動しています」と報告が。メンバー自ら販路を見つけ直売し、さらに収益もあげているそう。コープこうべ・園田店で販売した際には、3日で750袋を売り上げたというから驚きです。


写真を見ながら紹介していただきました

 内田さんは「軽い気持ちで立ち上げましたが、やってみたら真剣にならざるを得ない。将来は農業で食べていきたいと考えている人がいるので、ビジネスとしてどう実現するのかが課題」と、メンバーの農業人としての将来を模索していると話します。来年も2期生を募集するそうなので、興味のある方はぜひ入部してみてくださいね。

 今月のスポットライトはこちらからご覧いただけます。



和風旅館を引き取りませんか?


よるのミーティングは室内で行いました

 居合わせた参加者同士でお悩みにお節介しあう「よるのミーティング」。23人が参加し、3つの相談事を考えました。上がったテーマは、
・ 和風旅館の引き取り
・ チャリティショップの洋服保管場所
・ 偏見をなくすために活動をもっと開きたい


ミニチュアの和風旅館の写真を手に説明をする冨松さん

 「和風旅館の引き取り」のテーマを出したのは冨松さん。冨松さんは手作りの1.1mのミニチュア和風旅館を飾ってくれる場所を探しているそう。これまでは小田南生涯学習プラザで展示をしていましたが、次に展示してくれる場所が見つからず行き場に困っているそう。「木製で触ると壊れてしまうので、ガラスケースに入れられる場所が良いです。総工費は16万円かかっています」と冨松さん。参加者からは「ユース交流センター2階の図書館に置くのはどうか」や「この中にフィギュアを置いて撮影会をしては」、「写真だけだと分かりにくいので、動画を撮影して公開してはどうか」などの提案がありました。冨松さんは「転売は避けたいので、個人に譲るというよりはどこか展示してくれる場所が見つかればいいのですが…」と話していたので、何か良いアイデアがある方は事務局までご連絡お待ちしています。


よるのミーティングのホワイトボードです

 次回は2021年12月8日(水)11時から、ひと咲きプラザで開催します。日時も場所も通常通りに戻りますので、2021年ラストの相談室にぜひお越しくださいね。相談員一同、皆さんのご参加をお待ちしております。