12月8日(水)は、3ヶ月ぶりにひと咲きプラザでみんなの相談室を開きました。初参加者を交えて、いろんな相談事を考えた様子をご紹介します。
みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
毎月第2水曜日の11:00〜21:00にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
Zoom参加も可能なミニコーナーは、
・ モヤモヤ茶話会(15:00〜15:30)
・ 今月のスポットライト(18:00〜18:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。
電飾×こども劇場=光る大型紙芝居?
今回のひるのミーティングは初参加の方を交えた21人が参加。テーマは、
・ ボランティアできる場を探しています
・ 商店街のことを知りたい
・ 絵を描いてくれる人募集
・ 地域に根付いた活動をしたい の4つ。
「絵を描いてくれる人募集」のテーマを出したのは、ひるのミーティングには初参加の木島さん。元エンジニアの技術を活かした電子的なおもちゃ作りが得意で、以前に作った作品を披露してくれました。「電気に関する部分は私ができるのですが、こども向けの可愛い絵を描くなどデコレーションしてくれる人がいれば作品になるのですが…」とのこと。すると、こども劇場の事務局をされている辰巳さんから「こども劇場で大型紙芝居を作っているのでコラボしてほしい」と声がかかりました。ミーティング終了後にお二人で打ち合わせをされていたので、今後の展開に注目していきたいと思います。
今年の大掃除はどうする?
15時からの「モヤモヤ茶話会」では、大掃除のモヤモヤについて話し合いました。「大掃除する派」と「大掃除しない派」に分かれてお互いの意見を話し合ったり、おすすめの掃除道具を紹介しあったりしました。近所に住む香川さんが淹れてくれたコーヒーを飲みながら和やかにおしゃべり。最後には大掃除しない派の人も「今年の年末は大掃除するぞ!」と気合が入るような楽しい時間でした。
18時からの「今月のスポットライト」は、よるのミーティング常連の古川さん。毎回の自己紹介では「コンピューター関連の会社で勤務する傍ら、尼崎市国際交流協会の理事をしています」と話す古川さんですが、普段の活動は謎に包まれていたので、満を持して今月のスポットライトのゲストにお越しいただきました。
国際交流協会の理事を務める古川さんが、英語を始めたのは36歳のときだったそう。アメリカ在住の従兄弟の話し相手になってほしいと叔母に頼まれ、「これは英会話を始めるきっかけになるのでは」と英会話教室に通い始めます。その後、実際に外国人と交流できるアウトプットの場を求めて国際交流協会に加入。50歳からはイベント運営に興味を持ち、スタッフ側にまわりました。イベントの企画運営や、学習支援、ホームページ運営などを担い、2018年から理事になったといいます。
そして2020年5月、初めて相談室に参加し「コロナで国際交流協会のイベントが中止になっているので、オンラインで何かできないか」と相談を持ちかけました。そこで出たアイデアを「尼崎オンライン公民館」でやってみようという話に。授業をするうちにあっという間にオンライン公民館の運営スタッフとなり、気付けば尼崎代表として「オンライン公民館ジャパン」の館長まで務めた古川さん。今では、アタック25をオマージュした「アマック25」という尼崎オンライン公民館を代表するコンテンツを生み出し、参加者を募集するために各生涯学習プラザで開かれる相談室を渡り歩くほど。
最後には「今後はアマックと国際交流協会で何かできないかと考えています。クイズで日本語を覚えてもらったり、逆に全て英語でやったりしたいですね」と話していました。「自宅にいながら世界とつながることのできるオンラインは居心地が良い」と話す古川さん。人と交流することや新しい学びに貪欲な姿は、尼大生の鏡のようでした。
今月のスポットライトはこちらからご覧いただけます。
先生と地域の人が出会える場を作りたい
居合わせた参加者同士でお悩みにお節介しあう「よるのミーティング」。14人が参加し、3つの相談事を考えました。上がったテーマは、
・ 名前を考えてほしい
・ モヤモヤ茶話会のテーマ
・ キューズモール1階、旧喫煙所ってどうよ?
「名前を考えてほしい」とテーマを出したのは、学校の先生をしているえれみーさん。教師が地域の人と出会える場を作りたいと考えているそうで、まずはFacebookでグループをたちあげたのでグループの名前を一緒に考えてほしいという相談でした。「学校の先生は学校の中のことしか知らないので、地域の人と出会える場を作ることで、より学校の中を良くしていきたいと考えています」と話すえれみーさん。教員と地域の人が一緒に教育について話し合う「Edcamp」に参加して感銘を受け、尼崎でも同様に教育について話し合う場を開きたいと考えているそうで、「すでに全国で広まっているEdcampというコンテンツがあるなら『Edcamp尼崎』の名前が分かりやすいのでは」という意見や「教師も地域の人も一緒に学びあう『みんなのサマーセミナー』があるので、その実行委員会に参加してみてはどうか」など活動についてのアイデアも出てきました。
次回は2022年1月12日(水)11時からひと咲きプラザで開きます。2021年もたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。2022年も、相談室やオープンキャンパスなどを予定していますので、皆さんのお越しをお待ちしています。
良いお年を!