2月8日(水)は、2023年初めてのみんなの相談室を開きました。寒空の中たくさんの方にご参加いただいた様子をご紹介します。
「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
2か月に1回(偶数月)第2水曜日の12:00〜13:30(ひるのミーティング)、19:00〜20:30(よるのミーティング)にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動・事業をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
2023年初ミーティング
集まった人同士で相談し合う「ひるのミーティング」。今回は26人にご参加いただきました。参加者が持ち寄ったテーマは「講演会を開きたい」と「子どもの人権学習会」、「仲間作り」、「キャリア教育セミナーの場」の4つ。
初参加の太田遊人さんからは「講演会を開きたい」の相談がありました。太田さんはシンガーソングライターとして47都道府県でライブを行う傍ら、不登校だった自身の経験を生かして学校での講演活動をされているそう。「他市では講演をしていますが、尼崎出身として尼崎での活動に力を入れたいと考えています」と太田さん。また、被差別部落の出身として同和問題の話を通して、「自分の人生の主人公は自分だ」と子どもたちに伝えたいと話していました。太田さんの話に興味のある方や、講演をお願いしたい方は事務局までご連絡くださいね。
「子どもの人権学習会」の相談を持ちかけたのはオグラさん。「小学生の時に道徳の学習はしますが、人権学習はあまりした記憶がない。子どもの時から人権について学ぶ機会を作りたいと考えています」と話します。参加者からは「人権学習って簡単に言うとどういうことなんですか?」との質問に「好きなものを好きと言えること。もしかしたら『人権』という言葉にアレルギーがある人もいるかもしれません…」と話します。オグラさんはこれから団体を立ち上げることも検討されているそうで、仲間を募集中とのことでした。
みんなでお悩みを考えよう
よるのミーティングは22人の参加があり、「尼大に演劇部を作りたい」「子どもだけしかいないまちを作るプロジェクト『子どものまち』をやりたい」「自宅で太陽光発電をやりたい」「みんなのあま咲き放送部のサポータを増やしたい」「映画上映会『女になる』MixRainbow初の映画会」の5つの相談事がありました。
「尼大に演劇部を作りたい」の相談を持ちかけたのは『尼崎ストロベリー』の著者・成海さん。成海さんは2021年6月にオンラインで開いた相談室(レポートはこちら)で「尼崎ストロベリーの舞台をやりたい!」と相談を持ちかけ、その後企画を進め3月4日(土)、5日(日)にあましんアルカイックホール・オクトで公演されました。(詳しくはこちら)。
今回は「舞台を毎年公演したいので、2024年に向けて演者や裏方を地元の人から募集したい」との相談を持ちかけました。参加者からは「学校の演劇部に声をかけてはどうか」や「ミーツ・ザ・新喜劇のメンバーはどうか」「やんちゃんこ劇団という団体もある」などアイデアが集まりました。これから尼崎の毎年恒例の舞台として定着することに期待が高まります。
「自宅で太陽光発電をやりたい」の相談を持ちかけたのは、初参加の西野さん。自宅に1m×2mのパネル5枚を使って太陽光発電の装置を手作りし、これから30年の電気を確保できないかと考えているそう。専門的な知識が必要な相談事ですが、なんとこの日の参加者メンバーの中に3人も電気工事士が居合わせるという偶然が! 必要なワット数や工法、蓄電システムなど会話が弾み、資格の取得をおすすめされていました。「エネルギーを作るのは夢がありますね」との声もあり、手作り太陽光パネルの完成が楽しみです。
次回は2023年4月12日(水)12時からと19時から、ひと咲きプラザで開催します。また。個別に相談を聞いてほしいという方は、11時からと18時からそれぞれ1時間ずつ対応可能ですので、必ず事前にご連絡ください(対応可能な人数に限りがあります)。
新年度初の開催となりますので、初めての方もお気軽にご参加お待ちしています。