尼大ランチミーティングを開催しました(令和5年10月26日)

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 2023年10月26日(木)は、年に1度の「尼大ランチミーティング」の日。快晴の空の下、尼崎市役所横の橘公園の木陰にベンチを出し、ランチを食べながらみんなで輪になって相談や情報共有を行いました。この日は市民と市職員あわせて50名近くの方が参加する大きな相談会になりましたので、その内容をご紹介します。


みんなの尼崎大学ののぼり。屋外でイベントをする際は必ず出しています。これだけでいい雰囲気になるんですよね

当日は橘公園にキッチンカーも登場!

学校で使っていた懐かしい机が受付です。ちょっと雑なチラシの貼り方が逆に味を出しています

 今回集まった相談ごとは4つ。「平日の子どもの居場所を増やしたい」「消防局のインスタ運用に関するお悩み相談」「ボクシングを広めたい」「外国の人に向けた情報発信をしたい」というもの。今回はその中でも2つの相談について取り上げてみます。


客観的に見ると、ちょっと面白い。大人たちが50人近くまっ昼間に公園に集まって、地域や活動のことについて話し合っています

 まずは、お子さんが不登校のお母さんからの相談。

 「子どもが平日の日中にまちをウロウロしていると『なんで学校に行ってないの?』『なにをしてるの?』と大人からよく聞かれ、毎回子どもたちはその質問に答えないといけなくなる。中には『学校には行った方がいい』と自分の考えを押しつけてくる人もいて、子どもが傷ついている」。

 不登校の状況は世代や育った環境によって、いろいろな捉え方があります。けれど、子どもが地域で居づらい思いをするのはよくないため「ここは子どもの居場所ですよ」「不登校の子どもたちも自由に来ていいですよ」という場所だとわかるようにするためのステッカーを制作されたそう。今回は、不登校の子どもたちに対してウェルカムな市内のお店や施設などにそのステッカーを貼ったり掲示したりできないかという相談でした。


教育に関心のある方や親御さんでなければなかなか知ることができない話もありました

 「公共の場所だったら自由に誰でも行けるのでは?」という質問もありましたが、それでも気にして行きづらいと思っている子どもたちもいるようで、なかなか難しい問題であることが見えてきました。

 「ウチの場所で掲示しますよ!」という声がいくつか参加者から挙がるなど参加者との対話の中で、徐々にその問題が地域内で共有されていく様子が見られました。なかなかすぐに広がったり、本質的な解決がなされたりするのは難しいかもしれませんが、地域内で情報を共有しながら進めていけるとよいテーマだと感じました。


 もう一件は、昨年のランチミーティングにも参加された尼崎市消防局さんからの相談。前回のランチミーティングでは「救急車の適正な利用を進めるためになにができるか?」という相談を持ち込んでくださり、参加者やみんなの尼崎大学事務局メンバーからのアイデアを受け、映像をつくったりインスタグラムを活用したりして定期的に情報発信をされるようになりました(1万回再生を超える投稿もたくさん!)。今回お話しくださったのはそんな尼崎市消防局の動画の中でも人気を誇る岸本さん。彼が出た動画にはインスタグラムでたくさんのコメントがつくそうです。


司会をしていた尼崎大学事務局の若狭さんにおしゃれな髪型をイジられていました

 前回の相談以降、消防局のことを知ってくれる方は増えたけれど、市民のみなさんに今後どんな情報を発信したらよいのか意見を聞きたいという相談でした。参加者からは「119番をしたことがないのでそもそもなにを話したらいいかわからない」「消防局がやっている夜中の訓練映像などが見れたら」「大規模災害の際の対応について知りたい」「シングル家庭で親が急に体調が悪くなった際はどうしたらいいか」など、たくさんの問いかけやテーマが寄せられました。今後また尼崎市消防局のインスタグラムの投稿でさまざまな動画がアップされると思いますので、ぜひみなさんもご注目ください。

尼崎市消防局Instagram

 約1時間半のゆるやかな会議は13時で終了。ランチを食べながら参加できたり、ひなたぼっこしたりしながら参加できる会議も珍しいですね。今後も継続的に開催できればと思っていますので、ぜひ気になる方は次回参加ください。




 また、2か月に1回開催している「みんなの相談室」は次回、12月13日(水)にあまがさき・ひと咲きプラザで開催します。こちらもみなさまのご参加お待ちしています。

「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
 偶数月の第2水曜日の13:00〜14:30(ひるのミーティング)、19:00〜20:30(よるのミーティング)にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動・事業をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。