健康、ウォーキングフットボール、#7119について話す尼大ランチミーティング

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ランチミーティングで発表する男性(中央))

 数日前の天気予報から天候が心配でしたが、少し暑すぎるくらいの秋晴れの下、橘公園で開催した尼大ランチミーティング。尼崎市役所の隣にある橘公園にキッチンカーが並び、ランチをしながら市役所職員や市民の皆さんが相談しあったり情報共有することがねらいです。


会場の橘公園でロゴマークお披露目を待つ人たち

 オープニングは、いつもと違った雰囲気でスタートです。1年後の2026年10月8日に迎える市制110周年のロゴマークのお披露目会が松本市長も参加して行われました。今年7月から応募を募り300点以上の中から選ばれたデザインは、市内在住の絵本作家でイラストレーターのホッシーナッキーさんの作品。ご本人も登場し、ロゴにこめた想いを語ってくれました。


ロゴマークを前に松本市長とデザインしたホッシーナッキーさん(左)

 モチーフは、尼崎の3つの伝統野菜「尼いも」、「田能の里芋」、「一寸そら豆」。「地域の人が一体となって育てている野菜をモチーフに、人と人とがつながる尼崎のまちを表現したんです」と教えてくれたホッシーナッキーさん。実はご自身も栽培にかかわっているのだとか。これから1年間、このかわいいデザインがまちのイベントに彩りを添えてくれることでしょう。

(ホッシーナッキーさんを紹介するAMANISM掲載の記事はこちらから)


ランチミーティングの参加者の様子

 さて、にぎやかなオープニングを終えて、いよいよミーティング開始です。まずは、おとなりにいる人との自己紹介タイム。去年も参加したという方もいましたが、初参加者の方が多かったようです。「ちょうど仕事を辞めて、これから新しいことを始めたいので、きっかけを探しに」という方も来てくれました。

 司会者から「今日相談したいことがある人はいますか?」という呼びかけに、この日は3つの話題が挙げられました。

尼崎市民を健康にしたい。健康情報で何が知りたいですか?


ホワイトボード前で話すお二人。「料理はラクして美味しく」をモットーに手軽な料理レシピを「ずぼらメシ」として、Instagramでも発信

 まずは、尼崎市保健所の健康増進課のお二人から。管理栄養士として、栄養と食の専門知識を生かして食育講座などを担当しています。

 今日のご相談は「尼崎に住んでいたら、知らないうちに健康になる状態を目指したい。どんな健康情報なら45万人に届くと思いますか?」という難題です。

 外食が好きという参加者からは「町中華が好き。ラーメンばっかり食べてたらやっぱりカラダに悪いかな…?」と質問。すると「ラーメンを食べても大丈夫。一日の食事全体で、野菜多めの献立を採るなど調整できればいいんですよ」とアドバイス。

 さらに、飲食店でカラダにいいメニューを選ぶと、市内で使える電子地域通貨「あま咲きコイン」がもらえる「未来いまカラダポイント」というサービスも紹介。すると参加者のほとんどがその存在すら知りませんでしたが、「尼崎の人はお得なことが大好き。こんなお店がもっと増えると嬉しい」と好評です。最後は「ぜひ、行きつけのお店にこのサービスへの参加を呼びかけてみよう」とまとまりました。

ウォーキングフットボールを広めたい!


パネルを持参し、ウォーキングフットボールの魅力を語る男性(中央)

 二人目の相談者は、イギリス生まれの生涯スポーツ「ウォーキングフットボール」を尼崎で広めたいという男性。その名前のとおり、歩いて楽しむミニサッカーで、通常のサッカーと違い「走らない」「ヘディング禁止」「接触禁止」など、禁止ルールがあるそう。禁止が多すぎて逆に不自由では?という気にもなりますが、子どもからシニアまで、サッカー経験者から運動未経験者までも一緒に楽しめるのだとか。

 男性自身、このスポーツに出会って以来、コレステロール値も正常になり健康体を取り戻したといいます。すっかりハマったこのスポーツをもっと広めたいと「場所提供と人集めをしてくれたら、どこでも実演に駆け付けますよ」とのこと。

 参加者からは「どんな競技なのかぜひ一度みてみたい」と、「駅前広場やまちなかでやってほしい」とのリクエストも。現在は園和小学校とつかしんの2か所で活動中。市内にある芝生広場などでできると楽しそうだ、など想像がふくらみます。

救急車を呼ぶ前に「#7119」を知っておいて!


消防局の職員

 最後は、消防局の救急担当のお二人から。尼崎市の救急車の出動は、年間35,000件を超えていて、1台あたりの稼働率は何と全国で2位なのだとか。 現在はこの出動要請に12台で対応しています。


救急安心センターひょうごのチラシ

 その救急車の適正な利用のため、今年7月から兵庫県全域で始まった相談窓口が「#7119」に電話するとつながる「救急安心センターひょうご」。このセンターについて、チラシを配りながら教えてくれました。

 センターでは、医師や看護師から救急車を呼ぶべきか病院を受診すべきかのアドバイスを受けることができます。「でも『胸が痛い!』など緊急だと思ったときは迷わず「119」で救急車を呼んでくださいね」
※ちなみに尼崎市内から固定電話で「#7119」をダイヤルすると、大阪のセンターにつながってしまうため、078-551-7119 にかけてください。


 3つの相談タイムが終わると、最後はイベントPRコーナーです。物流倉庫に併設される市民に開放される共用棟のこと、阪神尼崎駅前で開かれる「ナイトアーバンテラス」、映画「あまろっく」の上映情報、学校の先生たちの「オモロー授業発表会」の告知など。

 尼大には、尼崎で何か面白いことをやりたい人や、知りたい情報が集まりますので、気になることがある方は事務局までご連絡ください。

当日の様子をダイジェスト動画でも紹介していますので、そちらもぜひご確認ください!