3回目のオープンキャンパスは、創業支援オフィスアビーズ(ABiZ)にうかがい、入居している利用者さん6名と、事務局である尼崎地域産業活性化機構の方からお話をうかがいました。
アビーズは、これから創業を目指す人、新たに事業を始める人などを対象に、必要な情報収集、知識の習得、異業種交流を目的として、平成27年にオープンしました。また、市が従来から持っている多くの支援機関のネットワークを駆使した支援も行っています。
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今回から、冒頭の「みんなの尼崎大学って?」のご紹介を、紙芝居形式で説明することにしました。
毎回参加者の中から紙芝居をする人をお願いすることで、色んな人の視点からの「みんなの尼崎大学」の説明を聞けることや、誰でも「みんなの尼崎大学」の説明ができるようになることを目指します。
前半パートはまず、尼崎地域産業活性化機構の佐野さんから、アビーズの成り立ちや利用状況、どんな風に活用ができるのか、これからやろうとしていること等をお話していただき、参加者みんなで共有しました。
その後、6名の入居者の方々から、それぞれ創業したきっかけや、どんな思いを持って事業を進めているのか、どんなまちが創業しやすいのか、尼崎は創業しやすいまちなのか等について、1社5分でプレゼンをしていただきました。
今回お話をおうかがいしたのは、次の6名です。
- 株式会社ふたごじてんしゃ 中原美智子さん(子供乗せ3輪自転車の企画)
- 内山恵美子さん (生前整理ビジネス)
- 古美術 宝優 石長優一さん (骨董品の販売)
- univers Y(ユニヴェールイグ) 山岡由佳さん(フランスアンティーク輸入販売)
- ポストエッジ 山本揚司さん(チラシポスティングによる集客業)
- 和装婚礼事務所「瑠璃(るり)」 澤田弘子さん(神社婚の提案
驚いたことに、入居者さん同士が交流する機会はあまりないとのことで、今回のオープンキャンパスが新たなつながりの生まれるいいきっかけになればと思います。
後半パートは、それぞれの入居者の「やりたいこと」や「困っている」ことに対して、どんな力が必要なのか、参加者は何ができるのか等を話し合いました。普段、起業や創業等に縁のない参加者からの新鮮な意見を聞いたり、それぞれの強みを出し合うことで、思いもよらない新しい連携や、課題の解決のきっかけとなるアイデアが出されました。
今回提案されたプロジェクト
- 参加したくなる交通安全教室をひらきたい
- アンティークにもっと関心を持ってもらうには?
- 晩婚者・再婚者へどう情報を届けるか?
今回のアビーズのように、普段あまり行くことのない場所へ気軽に行けて、話を聴くことができるのも、このオープンキャンパスの特徴です。これをきっかけに、まちにある資源を知り、身近に感じてもらえればと思います。
また、社会課題の解決を目標に創業した事業も多く、これまでオープンキャンパスで実施してきた「お悩み相談、解決」の流れがマッチした回でした。