みんなの尼崎大学出張講座「読書感想文の遊び方~読書感想文お助け講座」を開催しました(平成30年8月11日)

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 平成30年8月11日(土)にコープこうべコープ園田2階にある「みなくる☆そのだ コープさんとこ」でみんなの尼崎大学出張講座を開催しました。
 今回のテーマは「読書感想文の遊び方~読書感想文お助け講座」。今月から新学期を迎える小学生の親子を対象に夏休みの宿題の一助になれば、と開催しました。
 講師はフリーライターで作文教室なども主宰している坂本恵利子さんにお願いしました。


 この日の参加者は6組20人。
 桃太郎をもとに坂本さんが創作した、①家来の犬目線の物語と②退治される鬼の子ども目線の物語を題材に、読書感想文の書き方を学びました。


 読書感想文は、まず読書感想文を読む人のために簡単なあらすじを書くことから始め、注目する人を決めて場面を思い浮かべた感想や、私だったらどうするだろうという考えを書くこと、そして最後に改めてまとめることを教わりました。


 注目する人を決めて、どういう人かを想像するときに使うのが□を9マスに区切ったシートです。真ん中に注目する人を選び、どんな人物か文章を読みとり想像していきます。私たち大人チームも「鬼の子ども目線」の物語から、鬼の子がどんな性格か想像して、ん十年ぶりに読書感想文を書き上げることができました。

 坂本さんは、ご自身の子育ての経験から、子どもたちが読書感想文を書けないのは、能力がないのではなく、書き方を知らないからだということに気づき、試行錯誤して今回の手法を考えついたのだそうです。

 夏休みが終わるまであと2週間ほど。作文や読書感想文が進まない…という子どもたちは、遠回りするようでも、その書き方やコツを学ぶのがいいのかもしれませんね。