【中高生の参加がたくさん!】9月のみんなの尼崎大学 相談室を開催しました(令和元年9月11日)

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9月11日(水)は、ひと咲きタワー8階のみんなのロビーで9月の「みんなの尼崎大学 相談室」を開きました。
9月に入ってもまだ暑い日が続きますが、この日もたくさんの方が参加しました。

「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
 毎月第2水曜日の9:00〜21:00にあまがさき・ひと咲きプラザひと咲きタワー8階「みんなのロビー」で開いています。「尼崎でこんな活動・事業をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるのだけど、仲間が足りなくて」「あまりアイデアは出せないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)※お弁当をご持参ください
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。

ひるのミーティング(12時〜13時半)

 お昼ご飯を食べながら相談したいことを話す「ひるのミーティング」。今回は、32人が参加しました。みんなの尼崎大学事務局にインターンシップに来ていた高校生3人と、立花北生涯学習プラザにトライやるウィークに来ていた中学生4人が加わり、平均年齢がぐっと下がった時間でした。今回の相談事は、
・ おふろ部の活動について
・ みんなの尼崎大学事務局のお引越し の2つ。


はじめましての人とでも、お昼ご飯を食べながらだったら話が弾みます

 「おふろ部」の相談を持ちかけたのは、ホームホスピスで働く西山裕規さん。7月のみんなの相談室から始動したおふろ部には、「どうしたら多世代の参加者が交流できる?」というお悩みがあるそう。
参加者からは「お揃いのタオルを作ったら盛り上がるのでは」や「円になって背中を流したら楽しそう!」「銭湯の男湯と女湯は上で繋がっているので、みんなで合唱をしては」などの面白い意見が。
お風呂の日である11(いい)月26(ふろ)日(火)には、イベントを考えているそうなので、お風呂好きの人はぜひ参加してみてくださいね。


おふろ部を立ち上げた西山さん。市内の銭湯を制覇したいのだとか

 
インターンシップに来ていた百合学院高等学校の山下温香さんにも、ひるのミーティングのレポートを書いてもらいました。

 私達は9月11日に尼崎大学で行われた「学生相談室」に参加しました!
 最初に「おふろ部を作りたい」という相談について話しました。おふろ部は毎月26日(フロの日)近くに銭湯に入り汗を流しながら話す活動です。それに対して合唱をしたり、おふろ部のタオルを作ったらどうかという意見がでました。
私は普段お風呂屋さんにはたまに家族と行くぐらいですが、このおふろ部は年代問わず普段出会うはずのない人達が集まることができると思うのですごく良いと思います。
 次に「みんなの尼崎大学事務局が9Fから1Fに変わるかもしれない」という相談について話しました。9Fと1Fのどちらのほうが市民にとって行きやすいかというお悩みです。私は1Fのほうがいいと思います。理由は2Fと3Fに図書室と自習室があるので学生が来ると思うし、隣には百合学院があるので百合の生徒も場所を知ったら来てくれるからです。
 大人の方と一緒に話し合うことがあまりないので緊張しましたが、皆さんの意見が個性豊かでとても面白かったですし、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。(百合学院高等学校1年 山下温香)


左が百合学院高等学校の山下さん。右が宮所莉来さんです

宮所さんには、高校生がみんなの相談室に参加したくなる案を考えてもらいました。すると高校生らしいアイデアが。

 私たちは9月11日に尼崎大学の「みんなの相談室」に行ってきました。そこで気づいたことは、高校生が少ないということです。私は高校生にもっと参加してもらう為にはどうすれば良いか考えてみました。
 私が考えた事は相談室に来てくれた高校生にはタピオカをサービスで渡すということです!「タピオカが欲しい!」という理由でまず来てもらってそこから話し合いに馴染んでもらえば気軽に参加することが出来ると思いました。まずは「みんなの相談室」に来てもらうきっかけを作るということが大切だと考えたからです。この意見について事務局の立花さんからは「タピオカの流行りはいつまで続くかわからないから大丈夫かな」と言われたので、毎年その時の流行りによってサービスで渡す物は変えたら良いと思いました!
 この尼崎大学は私たちの高校、百合学院からもすぐに行ける場所なのでクラスのみんなにも宣伝をしてきてもらえるようにしようと思いました!相談をする事がなくても御節介をする側としてきている人も多かったので、自分も次また同じイベントがある時には、「タピオカがあるから一緒に行こ!」と言って友達も誘って参加してみたいと思いました!(百合学院高等学校1年 宮所莉来)

よるのミーティング(19時〜20時半)

 19時からのよるのミーティングには、17人が参加。今回は、3つの相談事が持ちかけられました。テーマは、
・ 絵のスキルを活かしたい
・ 「心体表現ワークショップ」の広め方
・ サマセミの魅力をつくりたい の3つ。

 「絵のスキルを活かしたい」と相談するのは泉谷昌宏さん。泉谷さんは、今年の春に水彩色鉛筆に出会ってから、その日の気持ちを絵で表現することに目覚め、思いついた言葉とその時に浮かんだイラストを書くようになったのだとか。YouTubeや短い動画の投稿アプリTikTokなどにアップすると、小学生からコメントがついて褒められることもあるそう。
「『りんごだから赤』とは決めつけず、感じるままに色を塗っていると、どんどん楽しくなっていくんです。枠を取りはらうことに楽しさがありますね」と語る泉谷さん。


泉谷さんの絵は、パステルカラーの優しい色使いが特徴です

 参加者からは「ラインスタンプにしてはどうか」や「自分の体を紙に型取って、勢いにまかせて塗るワークショップをしたら面白そう」などのアイデアが。

 泉谷さんの話にうなずきながらそんなアイデアを出してくれたのは、ダンサーの小堀愛永さんと、川上真さん、庄波希さん。振付家でもある庄さんは、尼崎市と姉妹都市であるドイツのアウクスブルク市へ派遣されるアーティストに選ばれたそう。アウクスブルク市で開かれるアートフェスティバルで発表します。尼崎に恩返しをするために、まずはまちの人たちと馴染みたいと参加してくれました。
3人はHI×TOというグループ名でコンテンポラリーダンスを使った「心体表現ワークショップ」を行っているそうで、さっそく参加者みんなで体験してみることに。


「自分の身体を覆っている自分の心が空間に触れる」のを感じながら、心のままに中央に動いていきます

人の間を縫うようにうねうねと動くみなさん。カメラの存在をちょっと意識(笑)

 これから尼崎市内で、老若男女いろんな人を巻き込んで活動していきたいとのこと。機会があれば、みなさんもこの不思議な感覚を体験してみてくださいね。


家族で学ぶことが好きだと話す北村さん。

 また、北村博志さんからは夏に開催された「みんなのサマーセミナー(サマセミ)」の魅力について、どのように発足して、どのように進化を遂げたのかを知りたい。もしまとまった資料がないのなら自らまとめたいと相談が。

 次回のみんなの相談室は、10月9日(水)9時から21時まで。相談事のある人も、お節介をしたい人もお越しください。相談員一同、みなさんのご参加をお待ちしております。