3月11日(水)は、ひと咲きタワー8階のみんなのロビーで3月の「みんなの尼崎大学 相談室」を開きました。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「ひるのミーティング」と「よるのミーティング」はお休みして個別相談のみ。ですが、相談員が想像していたよりたくさんの方がひと咲きタワーまで遊びに(相談しに)いらっしゃいました。その様子をご紹介します。
「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
毎月第2水曜日にあまがさき・ひと咲きプラザひと咲きタワー8階「みんなのロビー」で開いています。4月からは時間を変更して11:00~21:00にオープン。「尼崎でこんな活動・事業をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるのだけど、仲間が足りなくて」「あまりアイデアは出せないけど、お手使いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)※お弁当をご持参ください
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。
農学部誕生?!
この日最初の相談者は、農薬や化学肥料を使わない、自然の力だけで野菜を育てる「自然農法」を10年近く実践している大岸さん。昨年相談室にお越しになった時には、これまで富田林市で借りていた畑を急に返すことになり、今度は市内で畑を探しているというお話を聞いていました
それが今回、伝統野菜である田能の里芋を育てる「園田北小学校区まちづくり協議会」が借りる畑の一部で自然農法を試そうという企画が浮上し、メンバーの一人である岡崎さんをご紹介しました。すぐに意気投合したお二人は、「畑を見に行きましょう」とさっそく現地へ向かい、まだ冷たい風に吹かれながら闘志を燃やしていました。
奈良県生駒市の職員の方の相談
「アマガサキ・トゥ・ザ・フューチャーを生駒市で作りたい!」と相談に来られました。市制50周年と都市計画マスタープランの改定に合わせて、数百人規模の巨大会議を企画するにあたり、ATTFを参考にしたいとお越しになりました。相談室に参加していた学生と一緒にカードゲームを体験。とっても楽しんでいただき、生駒でどんなカタチになるのか、楽しみです。
「おふろ部」のみなさんの相談
尼崎市上坂部にあるお寺「西正寺」で、毎年夏に開催されている「カリー寺」というカレーイベント。今年、そのイベントの収益を原資にした「カリー寺基金」が立ち上がりました。「カリー寺基金」は、地域のさまざまなプロジェクトや活動に対して資金援助と企画のブラッシュアップを行うものです。
「おふろ部」のみなさんも「これを機になにか提案しよう!」ということで、いろいろと企画・取り組みの内容を検討されていました。ちなみに「おふろ部」は、「みんなの尼崎大学」の活動から生まれたもので、尼崎市内の銭湯を巡ったり、銭湯やお風呂に関する勉強会を開いたりしています。
「お寺で『五右衛門風呂』をするのは面白いんじゃない?」という話題からはじまった会議でしたが、「でも、そもそもそれってできるの?」というメンバーの声が。「だったら、なにか別の内容も考えよう!」ということで、「おふろ部」のメンバー以外の人(「相談室」に参加していた人)たちも緊急招集され、みんなで一緒に意見交換をしました。
「基金」に向けて提案する内容なので詳細は書けませんが、1時間ほどの会議でとても素敵なアイデアが生まれたように思います。最初には見えていなかった視点が生まれていましたね。多様なメンバーが集まることで、いろんな角度からの意見が出て面白いなと思いました。
次回の相談室は4月8日(水)。4月からは時間を変更して、11:00~21:00で開室します。相談員一同お待ちしております。