【Zoomを習得したい人が続々と】6月のみんなの尼崎大学 相談室を開催しました(令和2年6月10日)

  • UCMA


 6 月10日(水)は、みんなの尼崎大学オンライン相談室を開きました。今回も前回に引き続き、朝11時から夜21時までオンライン会議システム「zoom」を使って開催しました。

「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
 毎月第2水曜日の11:00〜21:00にあまがさき・ひと咲きプラザひと咲きタワー8階「みんなのロビー」で開いています。「尼崎でこんな活動・事業をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるのだけど、仲間が足りなくて」「あまりアイデアは出せないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。集会を開けない間はオンラインで開催していました。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)※お弁当をご持参ください
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。

はじめてのzoom講座(14時〜15時)



 緊急事態宣言は解除されましたが、どうやらこれからもオンラインの選択肢は残りそう。でもzoomの使い方がイマイチ分からない…という人に向けて、「はじめてのzoom」講座を開きました。基本はzoomを使ったオンライン講座ですが、そもそもログインすることが難しいという人は、スマホを持ってスタッフがいるひと咲きタワーに来てもOKとご案内していたところ、3人が遊びに来てくれました。


ZOOMにログインするために奮闘中

 今回初めてzoomに参加するという人から、主催者として機能を使いこなしたい人まで総勢22人が参加。学びたいレベルごとに分かれて、相談員がレクチャーをしました。初めての試みで混乱したところもありましたが、実際にひと咲きワターでログインから使い方をマスターした参加者は、「zoomを使えることに今後の可能性を感じ、驚きと感激を覚えました」と喜びの声がありました。

「はじめてのzoom」に向けたスタッフの手作り動画(Youtube)
パソコン編 iphone 編 Android 編


個別相談(11時〜12時、13時半〜19時)


左側がリハモアの3人。コーディネーターと個室で相談しました

 「介護予防のためのトレーニングの大切さを伝えるにはどうしたらよいか」と相談を持ち込んだのは、訪問リハビリを行うRehaMore(リハモア)の小田さん。理学療法士として病院勤務をしていたときに、「病院でのリハビリは時間などの制約が多く、退院しても家で運動できずにまた入院を繰り返す人が多い。それなら入院前の段階で、もっと筋力をつけて予防することができれば」と考えるようになり、同じ思いを感じていた今村さん、九鬼さんと共に今年4月に起業したそう。「予防意識がある人は、例えばいきいき百歳体操といったコミュニティに出かけている。そうでない人たちにこそ予防の大切さを伝えたいが、外に出られないのでアプローチが難しい。」と悩んでおられました。

 親の介護のために仕事を辞めなければいけないという場合がありますが、パーソナルトレーナーを付けたトレーニングをすることでその時期を先延ばしにすることが出来ます。それは、家族自身の自分の時間が増えるということにもつながります。サービスを必要とする本人だけでなく、その家族にも活動を知って欲しいんです」という小田さんに、「活動を知ってもらうために『リハビリ戦隊トレーナーズ』など戦隊もののキャッチーなユニットを組んで、アウトリーチ活動をしてみては」とアドバイスが。


真面目な活動をキャッチーに伝えるイメージ例:献血の協力を呼び掛ける「けんけつ係長」(尼崎市職員)

 リハモアの3人は「面白そうですね!」と意欲的に話していたので、これから街中で彼らの活動が見られるかもしれません。


よるのミーティング(19時〜20時半)

 19時からはよるのミーティングがスタート。今回は23人が参加しました。持ち込まれた相談事は、
・ オンラインとオフラインの融合
・ 「オンライン公民館」の新たなスター募集
・ 「尼崎のお店まるごと応援プロジェクト」について の3つ。

 「オンラインとオフラインの融合はできるのでしょうか?」と問いかけたのは、井餘田さん。LGBTQ(セクシャルマイノリティ)の人が自分らしく生活するための支援をしているMixRainbowというグループの活動で、これからオンラインとオフラインをどのように使っていくか悩んでいるという相談でした。

 参加者からは「オンラインは海外とも繋がれたり、講師の交通費や会場代がかからないので安く開催できたりというメリットがある。オフラインは感情をシェアしたり、本音で話しやすいなどの良さがある。」という意見が。しかし、「環境が整っていないなどの理由でそもそもオンラインでのイベントに参加できない人も多く、隔たりが生まれているのでは」との声も。
 オンラインとオフライン。それぞれの中でも新しい環境の中で様々なことを感じる現在進行形のテーマのようでした。

 「オンライン公民館の新たなスター募集」のテーマでは、いろんな人が考えた企画を1日中オンラインで開催する「オンライン公民館」というイベントについての相談でした。次回館長の立石さんからの「どんな企画が見てみたいですか?」との質問に、「工場見学をしてみたい」や「海外と中継するのはどうか」などの意見が。

 前回のオンライン公民館で講座をした尼崎国際交流協会の古川さんが「外国人の知り合いを呼んで、いろんな国から参加してもらうと楽しそうですね」と呼びかけると、「カナダでオーロラのツアーをしている友達がいます!」などの声があがり、参加者それぞれの海外に住む友人が一同に集まるコーナーを作ることになりました。
次回のオンライン公民館は7月5日(日)に開催予定です。
FB → https://www.facebook.com/events/737868050361961/
自分も参加して話したい人はzoomで、見るだけ、聞くだけの人はYoutubeで視聴できます。

【みんなのサマーセミナー尼崎YOUTUBE】


いろんな意見が飛び交ったよるのミーティング

 西山さんからは「尼崎のお店まるごと応援プロジェクト『あま咲きチケット』でコロナで困っているお店の力になりたい」という熱い提案が。「自分で買うのはもちろん、それ以外のアイデアはないか?」という相談に、「おすすめのお店のチケットを交換する」「デートに誘う口実に」などのアイデアが出ました。


クラウドファンディングにより目標額の7倍以上の支援が

こぼれ話

 オンライン開催が続いているみんなの相談室ですが、少しでも参加のきっかけが増えればと思い、テーマを設定したおしゃべりタイムを夕方に設けてみました。するとひるのミーティングは終了間際まで参加者が0という相談室始まって以来の珍事態に!!その後のおしゃべりタイムの方にたくさんの人が参加してくれました。

 次回のみんなの相談室は、7月8日(水)11時から。4ヶ月ぶりにあまがさき・ひと咲きプラザで開催します。アマブラリ1階の「みんなの尼崎大学秘密基地」へお立ち寄り下さい。みなさんの元気な姿を見られることを、相談員一同楽しみにしております。