2月のみんなの尼崎大学 相談室を開催しました(令和3年2月10日)

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 今回は緊急事態宣言中ということで、昨年6月ぶりに涙を飲んでオンライン会議システムZoomを使ってのオンライン開催でした。
 1日を通してラジオのように聞いている参加者がいたり、コアタイムに相談事を持ち込む人がいたりと、それぞれ自由に楽しんだ様子をご紹介します。

「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
 毎月第2水曜日の11:00〜21:00にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いならできるかも」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。現地に集まれない間はオンラインで開催しています。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。

風景画で隠れた本心が見える?


自己肯定感について学んでいる西川さん。森にいるような背景がすてきです

 今回のひるのミーティングは、自己肯定感について学んでいる西川さんのお悩みについて話し合いました。西川さんは「アートセラピー」という心のケアに役立つ心理療法の資格を取ったので、いろんな人のお役に立ちたいと考えているそう。紙に描いた風景画をもとに、描いた人自身も気づいていない心情を知ることができるとのことで、スタッフメンバーがお試しで診断してもらうことに。

 紙と12色のペンを用意して、西川さんの指示通りに山や川、田んぼなどを書いていきます。書いた位置や使った色、大きさなどによってその人の心情を視覚的に知ることができるそう。例えば山には夢や希望が現れていて、頂上が途切れている場合は夢がはっきりしていないことを表しているのだとか。絵の意味を説明しながら「そう言われてどう思いますか?」と優しく問いかける西川さん。
 このセラピーでは決め付けやレッテルを貼ることはNGだそう。参加者からは「心理テストのようで面白かった」や「西川さんの語りが良いので、いろんな人が自分の得意を生かして講座をしているオンライン公民館に出演してみては」などのコメントがありました。


スタッフメンバーが描いた絵を持って記念撮影をしてみました

オンラインで個別相談もできます!

 ひるとよるのミーティング以外の時間は、相談員がDJとなり心地よい(?)BGMを流しました。キッズヨガを広めたいという人や、現役高校生、地球の未来を考える講演会を開きたいという人などが相談に訪れてくれました。Zoomの機能でメインルーム以外に相談用の個室を作り、じっくりお話できました。


島田さん(右下)が持ち込んだ高校生ならではのお悩みに頭を捻る相談員たち

新しい参加者から新しい話題が


コミュニティを作りたいと話す初参加の池田さん

 よるのミーティングに持ち込まれた相談は、
・ 私の作りたいコミュニティの話
・ 阪急塚口駅の楽しみ方 の2つ。

 「私の作りたいコミュニティの話」と語ってくれたのは池田さん達。相談員と個別相談した後、そのままよるのミーティングにも初参加してくれました。池田さんはカウンセラーの仲間3人で、誰でもふらっと集える場所を作りたいと考えているそう。
 「まだ構想段階なのでイメージだけですが、古民家の一軒家を借りて縁側で子育ての悩みを聞いたり、おじいちゃん、おばあちゃんが子どもの面倒をみたり、みんなでご飯を食べたり。ぽろっと本音が出るような、いろんな話ができる場所が作りたいんです」と池田さん。
 参加者からは「まるで映画のようですてきですね」や「3人のユニット名を決めて、実際に家を借りる前にも、まずはいろんな場所へ出張してみてはどうか」などの提案がありました。画面を通して3人のごきげんな雰囲気が伝わってきて、参加者も笑顔になってしまうようなひとときでした。


阪急塚口駅南側を表した図

 尼崎市道路整備担当の安井さんからは、「阪急塚口駅の楽しみ方」という相談が投げかけられました。塚口さんさんタウンのある駅南側のロータリーでは、現在工事が進んでおり、デッキが撤去されたり、3番館が新築されたりと新しく生まれ変わりつつあります。「デッキがなくなった広場で何かやってみたいことはないですか?」と安井さんが質問すると、参加者はチャット欄に「足湯」「ドッグラン」「駅前キャンプファイヤー」など思い思いのアイデアを出しました。「先ほど相談した池田さんのグループに、おにぎりを振る舞ってもらったら」という意見も。

 中には「工事中の3番館を囲っている大きな白い布に、サンサン劇場でやっている映画の告知を限定で流しては」という声もありました。するとそこからアイデアが派生して、事務局から「ひと咲きプラザ内の建物の壁に大きく投影してゲームをする『壁ゲーマーズ』という企画をしています。駅前で、テトリスとかぷよぷよとか昔のゲームをみんなでするのも面白そう」との提案が。「ぜひやってみたいです。こんなにアイデアが出るなんて」と手応えを感じたような安井さん。何かが実現しそうな雰囲気ですね。


20人の参加者と一緒にお悩みを考えました

 オンラインだからこそ参加しやすいという方もいると思うのですが、やはり皆さんの顔を直接見たいという気持ちになります。次回は2021年3月10日(水)11時から。今度こそ現地で開催します。皆さんのご参加お待ちしています。