8月9日(水)は今年度3回目のみんなの相談室を開きました。最高気温が体温を超えるほど暑い日でしたが、たくさんの相談事が持ち込まれた様子をご紹介します
「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
偶数月の第2水曜日の13:00〜14:30(ひるのミーティング)、19:00〜20:30(よるのミーティング)にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動・事業をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
すてきなマッチング生まれました
集まった人同士で相談し合う「ひるのミーティング」。今回は13人にご参加いただきました。参加者からの相談事は「犬猫の預かりボランティア募集」と「子どもと遊ぶボランティア募集」、「本屋の内装お手伝いの募集」、「DTFを広めたい」の4つが集まりました。
「犬猫の預かりボランティア募集」のテーマを出したのは、NPO法人C.O.Nのフジムラさんとタケモトさん。16年前から野良猫問題の活動を行なってきたNPO法人C.O.Nでは、昨年から高齢の飼い主が入院や死亡で飼い続けることができなくなったペットを預かって里親に出す活動を始めました。しかし稼働している会員は10名程度で、預かってほしいというペット数の方が上回っているそう。「うちでも10匹以上の犬と猫を預かっていますが、これ以上は抱えきれないのでボランティアを募集しています」とフジムラさん。日々の食事代や病気になった際の費用などもNPOで負担することを検討していると話します。
参加者からは「犬猫は見た目が可愛いので映像で告知できないか」や「インスタやラインなどのSNSを上手く活動してはどうか」などのアイデアが集まりました。すると、居合わせたウェブ記事編集の仕事をしているヒラタさんがSNSの立ち上げサポートをしてくださることに。早速すてきなマッチングが生まれました。
「子どもと遊ぶボランティア募集」のテーマを出したのは、コープ園田店にあるスペース「みなくる☆そのだ」の運営ボランティアをしているミキティさん。コープ園田の集会室で毎月第2水曜に開いている子ども食堂で、訪れた子どもと遊んだり勉強をみてくれるボランティアを募集しているそう。参加者からは「大学のボランティアサークルに声をかけてはどうか」「大学の近くにあるコワーキングスペースに通っているのでチラシを置いてもらえるかも」「アクティボというボランティアの募集ができるサイトに投稿してはどうか」などのアイデアが集まりました。興味のある人は事務局にお声かけくださいね。
「尼大クイズ研究会」が立ち上がりました!
よるのミーティングは17人の参加があり、「門真で相談室を」、「定年後の居場所つくり」、「尼大クイズ研究会」、「音楽に詳しい人求む」の4つの相談事がありました。
「尼大クイズ研究会」のテーマを出したのは、オンライン公民館などで自作ゲーム「アマック25」を開くフルカワさん。これまでは個人活動としてクイズ大会を開いてきましたが、これからは尼大生も巻き込んで定期開催をしたいと考えているそう。「参加者を増やすために市内各地で多様なクイズ活動をしたいと思います」とフルカワさん。そのために「尼大クイズ研究会」を立ち上げて、企画運営や問題の作成などをするメンバーを募っているそう。ぜひクイズ好きの方は事務局までご連絡くださいね。
毎回出席のキジマさんは電子工作の達人。今回は「音にあわせて光る照明を作りたいが、音楽はまったくの素人なのでだれか協力している音楽家はいないだろうか」という、人探しのご相談でした。「できれば前衛的な現代音楽の方があうのではないか」とのことでしたが、その場では見当たらず…。それでもキジマさんが現代音楽家を探しているという情報だけは、参加者の頭にインプットされたので今後に期待です。
さらに今回はちょっとめずらしい「相談室の相談」も。大阪府門真市で「かどま大学」というプロジェクトに取り組むメンバーが「尼崎大学を真似して今月うちでも相談室を開こうと思って…」という相談に大阪国際大学のウエハラ先生と学生さんたちがやって来られました。7年前にはじまった尼大相談室や各地域で広がるこうした場について改めて振り返りながら、自己紹介や時間配分、雰囲気作りについて集まった尼大生たちでアドバイスしました。こうした場が各地で広がっていて嬉しいですね。
次回は2023年10月11日(水)13時からひと咲きプラザで開催します。また、10月26日(木)は11時30分から、昨年も橘公園で開いた「ランチミーティング」を予定していますので、そちらもご参加お待ちしています。