【2023年最後の】みんなの尼崎大学 相談室を開催しました(令和5年12月13日)

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 師走に入り年末に向けてあわただしく過ごしている12月13日(水)、年内最後の「みんなの相談室」を開催しました。この日は初参加の方も多く、尼崎のスポットの話で盛り上がりました。

「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
 偶数月の第2水曜日の13:00〜14:30(ひるのミーティング)、19:00〜20:30(よるのミーティング)にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動・事業をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。

尼崎で気になる場所はありますか?


この日は日差しが強くあたたかい日でした

 「ひるのミーティング」は、13時から14時半まで。今回は10人にご参加いただきました。まずは集まったひとり一人の自己紹介を「今年買ってよかったもの」というネタを交えて。「電気毛布」「こたつくつ下」など寒さ対策のオススメグッズを紹介される方もいれば、「ドローン」を購入したというカメラマンの方もいました。カメラマンの方は先日の大掃除の際にユニチカ記念館をドローンで撮影した写真を披露してくださいました。


尼崎最古の洋風建築を空から

 今回は「みんなの相談室」初参加の方もいて、相談事はありませんでした。そこで、みんなの尼崎大学オープンキャンパスで行ってみたい場所というテーマで、アイデアを出し合うことになりました。たくさんのアイデアのなかから「スポーツ大会」「尼崎のお菓子ツアー」に注目してお伝えしていきます!

 「スポーツ大会」の話のきっかけとなったのは尼崎市社会教育部スポーツ推進課のトヨシマさん。参加者の方からの「スポーツ推進課でなんかやってなかった?」という振りに応じて、ボッチャなどのニュースポーツに使う道具を貸し出しているという話題提供をしてくださいます。そこにかにかま企画のかにさんが「スポーツしたい!」と賛同して、話が広がっていきました。会場については「ヤンマーフィールドアマガサキがいいんじゃない?」とトヨシマさんから提案が。セレッソ大阪の前進であるヤンマーディーゼルサッカー部の拠点でもあり、尼崎のスポーツの歴史がつまった場所でスポーツ大会をひらくのはとても楽しそう。今までのオープンキャンパスをふり返ってもスポーツ企画は珍しいということで、ぜひ実現したいですね。


スポーツ推進課のトヨシマさん

今日のミーティングを盛り上げてくれたかにかま企画のお2人

 尼崎の銘菓ってなんだろう?という話から出てきたアイデアが「尼崎のお菓子ツアー」。みんなで話していると、尼崎市にはベルギーワッフルのマネケン、エーデルワイス、タカオカチョコレートなどおいしいお菓子をつくる工場がたくさんあることがわかってきました。また、アイデア出しをしている中で市が20人乗りで車イスの方も乗れるバスを所有していることが発覚。「バスツアーもできるんじゃない?」、「お土産も期待できるかも」と夢はふくらむばかり。尼崎の銘菓を楽しみながらのバス遠足が開催されたら、参加希望者が殺到すること間違いなしですね。


今日のアイデア、どれが気になりますか?

 ほかにも、フィッシュシェアリングを行う「NPO法人武庫川ECO-LABO」、「あまよう特別支援学校」や「本興寺」をはじめとする歴史ある施設のツアーなど尼崎を深堀りできそうなアイデアがたくさん出てきました。みなさん、尼崎で気になっている場所はありませんか?

探しものは何ですか?場所を探しています!


仕事を終えて集まった、よるのメンバー

 「よるのミーティング」にも初参加の姿がみられました。ふくださんは、社会福祉士とケアマネージャーの資格を持つ介護のプロ。防災士やカメラマン、公認心理士、ライフオーガナイザーなど様々なジャンルの専門資格を持つ3人の仲間と一緒に「シニアのためのイベントをひらきたい」という相談に来られました。その名も「ごきげんさん倶楽部」。自分たちのスキルを役立てようと、スマホ写真の撮り方講座やシニア向け防災講座、家のおかたづけ講座など、さまざまなセミナーをなんと無料で開きたいそうです。


相談タイトルをボードに書いて話すふくださん

 そのために必要なのは無料で借りられる会場。ミーティング参加者からは社会福祉協議会のほっと館やアマブラリ1階の秘密基地、みなくる☆そのだコープさんとこなど次々と会場名が挙げられます。何かをはじめたい人にとって、そのステージがこれだけたくさんあるのも尼崎の特徴かもしれませんね。


プレゼン資料をファイルに仕込んで話すわきさん

 続く相談は大阪市在住のわきさんから。無料でコーヒーをふるまうフリーコーヒーの活動をしているわきさん。レコードプレーヤーで懐かしいレコードを聴きながら、いれたてのコーヒーを味わい道ゆく人と会話を楽しむ活動に、勤務先の福知山市で2年間かかわってきたそうです。今年定年退職した後、現在のおすまいの近くでの活動場所を探して「みんなの相談室」に来てくれました。


奇跡の場所の条件を教えてくれました

 わきさんによると、この活動には「奇跡の場所」が必要だと言います。半屋外で、電源が取れて、テーブルと椅子が借りられて、雨よけがあること。福知山では商店街で活動していたこともあり、三和本通商店街の「さんとしょ」や園田中央商店街、杭瀬中市場などの候補地がおすすめされていました。無料でコーヒーをふるまうので、近所の喫茶店の邪魔をしないことも重要なポイント。それなら…と紹介されたのが「はんつかパブリックハック宣言」。阪急塚口駅南側の駅前広場を使ってみる社会実験プログラムで、これなら道ゆく人との会話も楽しめそうです。


気になる場所はありますか?

 2023年もさまざまな「やってみたい」が集まって、次々とやさしいおせっかいが寄せられた「みんなの相談室」。次回は2月14日(水)13時からと19時から、ひと咲きプラザで開催します。
 2024年もみなさまとお会いできるのを楽しみにしております!