10月の「学生相談室」レポート(平成30年10月10日)

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 10月10日(水曜)に、ひと咲きタワー8階 みんなのロビーで「学生相談室」を開催しました。
 「学生相談室」では、毎月第2水曜の9時から21時まで相談員(コーディネーター)が常駐し、市民のみなさんからのご相談に個別に応えたり(個別相談タイム)、昼と夜には交流を兼ねて2回のミーティング(ランチミーティング、放課後ミーティング)を開いたりしています。
 今回は、1日雨模様だったためいつもより参加者は少なかったですが、その分濃厚な時間を過ごすことができました。さっそく、朝の様子から振り返ってみたいと思います。

個別相談タイム(9時〜12時、13時半〜19時)

 今回の個別相談タイムでは、元ラジオアナウンサーの経歴があるという秋岡瑛香さんから「話し方や朗読のグループ活動をしたい」と相談が持ちかけられました。公民館でグループ活動をするためには、サークルを作って活動実績をつくる必要があるので、まずは仲間を探したいとのこと。
 さっそく、次回の学生相談室がある11月14日(水曜)18時から1時間、ミニトークとして話してみることに。ミニトークとは、19時からの放課後ミーティング前の時間を使って、伝えたいことのある人がお試しでトークするイベントのこと。前回はクラウドファンディングのお話をしていただくなど、ふだんの活動に役立つ話を聞くことができるので、ぜひご参加ください。

 また、10月6日(土曜)~8日(月曜)に行った「まちじゅう学祭」の振り返り会も開催。こちらは別途レポートします。

ランチミーティング(12時〜13時半)


今回は少人数だったので、全員でひとつのテーブルを囲みました

 ランチを食べながら交流する「ランチミーティング」。市内で空手道場の師範をしている松井厚さんからは、一日でいろいろな武道を体験できるイベント「武活(ぶかつ)」のご相談が。2回目となる今回は、各武術の実践者だけでなく、一般の人も参加できる会にしたいとのこと。
 体験できるのは、空手・中国武術・ロシアの武術であるシステマ・柔術等5コマを予定。11月23日(木曜)に開催予定で、中学生以上なら誰でも参加できるそうです。参加者からは「おもしろそうだが、初心者に5コマ連続はハードルが高い。1コマから参加できるようにしてほしい」と要望が。 


「武活」を企画している真正会尼崎支部師範の松井さん

 尼崎市出身で現在はタイにお住まいの古山裕規さんからは「タイの看取りスタディツアー」のご相談。
 タイの農村では、人々は確かな死生観を持ち、最期の時も村の中で家族に看取られながら亡くなっていくとのこと。古山さんは両親の死の経験から日本における「死」のあり方に疑問を持ち、このスタディツアーを始めました。ツアーの最少催行人数2人ですが、申込者が1人でもいればたいてい赤字覚悟で開催してしまうとのこと。どういう人がこのツアーに興味を持ってくれるだろうという相談に、参加者からは「参加してきた人の声を聞く会があれば」や「まずはタイカレーを食べる会からはじめるのはどうか」などの意見が出ました。

 ちなみに古山さんのランチは、タイのもち米を炊いてせいろにいれたお弁当。みんなに一口ずつ試食させてくれましたが、パンのように手でちぎって食べるもっちりしたご飯はとてもおいしかったです。

 このように「三人寄れば文殊の知恵」で、思いもよらないグッドアイデアが生まれることも。ちょっと相談したいことをお持ちの方は、お気軽にご参加くださいね。

放課後ミーティング(19時〜20時半)

 19時からの放課後ミーティングは、約20人の参加がありました。今回は「①地域研究史料館のビデオフィルムを活かしたい」「②うつの語り部さんの活動をしたい」「③みんなの尼崎大学図書部の活動」「④尼崎市内で映画のロケをする話」「⑤尼崎城で着物イベント」「⑥3月8日に女性に花を贈るミモザの日を尼崎で」の6つの相談がありました。
 前半は①~③について、後半は④~⑥について、それぞれ興味のあるテーマに分かれて自由に話し合いました。


初対面の相手の相談ごとに、一生懸命おせっかいします

 最後にはそれぞれのテーマで出たアイデアを共有。「①地域研究史料館のビデオフィルムを活かしたい」は、尼崎市地域研究史料館の松岡弘之さんの相談。
 9月26日(水曜)にみんなの尼崎大学オープンキャンパスで出た話題の追っかけ企画です。

 地域研究史料館に大量のビデオフィルムが保管されているが、そのほとんどが何をとったものなのか再生してみないと分からない。貴重な映像が含まれているはずですが、復元するにはお金がかかるため困っているそう。参加者からは「まずはタイトルだけ公開して興味を持ってもらえばスポンサー獲得につながるのでは」や「YouTubeにアップして知名度を上げればどうか」などの意見がありました。


地域研究史料館の映像に見入るみなさん

「②うつの語り部さんの活動をしたい」をプレゼンした斎藤潤さんは、次回の学生相談室でミニトークをすることに。


「うつの語り部さんの活動を広めたい」と話す斉藤さん

 「⑤尼崎城で着物イベント」の相談をしたのは、尼崎城盛り上げ隊のあまが咲さん。1月27日(日曜)に尼崎城の前で着物を着て撮影できるイベントをするが、どこから着物を借りるかなどの詳細が決まっていないので相談したいとのこと。「みんなの尼崎大学商学部セミナーに和装店が出ていたので声をかけてみては」「縁日など写真撮影以外に楽しめる企画と組み合わせては」などのアイデアが出ました。


尼崎城の前で着物を着て撮影するイベントは、1月27日(日曜)10時~16時に開催されるそう

 次回の開催は、11月14日(水曜)の朝9時から21時まで。ミニトークは、17時から斎藤潤さんによる「UTU語り部さんが語る“自分スイッチ”」18時から秋岡瑛香さんによる「伝わる声の作り方~腹式呼吸による発声方法~」の二本立てです。
 参加者のみなさんの話を聞きたい方は、12時からのランチミーティングか19時からの放課後ミーティングへ。個別で相談したい方は、それ以外の時間にひと咲きタワー8階みんなのロビーへ。
 相談員一同心からお待ちしております。