9月8日(水)は緊急事態宣言が発令中のため、3ヶ月ぶりにオンライン会議システムZoomを使ってみんなの相談室を開催しました。オンラインでも「モヤモヤ茶話会」や「今月のスポットライト」を開いた様子をご紹介します。
「みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
毎月第2水曜日の11:00〜21:00にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
Zoom参加も可能なミニコーナーは、
・ モヤモヤ茶話会(15:00〜15:30)
・ 今月のスポットライト(18:00〜18:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。
仕事の悩み、どこで吐き出していますか?
今回のひるのミーティングは16人が参加。テーマは、
・ 格安SIMとまちづくり
・ 働く大人の居場所づくり
・ カードゲームを作りたい
・ てらまちプロジェクトの告知
・ 10月の相談室出張の告知 の5つ。
「働く大人の居場所を作りたい」のテーマを出したのは、初参加の大西さん。長くヨーロッパで精神科の看護師をされていたそうで、帰国したときに日本人の自殺率の高さに驚いたと言います。「働くことの悩みを吐き出せる場を作りたいと考えているんです」と話す大西さん。参加者は「全く事情を知らない人に愚痴を言う良さと、ある程度の内情を知っている人に愚痴を言う良さがある気がします」や、「みんなの尼崎大学オンラインゼミ(酒とコロナ〜やめられないをかんがえる)の中で話された、アルコールなどの依存症の自助グループのように、当事者同士が助け合える場があったら良いのでは」、などの意見がありました。まずは匿名で参加できるように、オンラインからはじめてみてはどうかという話になりました。
コアタイム以外も盛り上がりました
コアタイム以外は相談員と個別に相談できる時間を設けています。今回は大庄地区でiPhoneの修理店を営む鷲野さんからご相談がありました。鷲野さんのお店では格安SIMの販売も行っているそうで、現在のキャリアから乗り換えることで浮いたお金を、尼崎市が発行している「あま咲きコイン」にしてもらい、地域通貨をより普及させたいと考えているそう。「近頃は携帯ショップも予約をしないといけないし、簡単な相談でもお金を取られたりします。高齢の方が困って店に来ることもあるので、地域の高齢者に向けて格安SIMとあま咲きコインを広めたいんです」と話します。鷲野さんは長く東京で暮らしていましたが、「地域を元気づけたい」と地元・大庄に戻り昨年10月にお店をオープンしたそう。大庄ではコープこうべの旧店舗を使った地域のコミュニティ拠点「大庄元気むら」や大庄北生涯学習プラザなど、地域の人が集まる場所があるので、ここで何かできないか検討することになりました。
15時からは、モヤモヤした思いを語り合う「モヤモヤ茶話会」。今回のテーマは「SNSのモヤモヤ」です。「SNSで汚い言葉で政権批判をしているのを見てしまい、その人と心の距離が離れた」や「『いいね!』と思っていなくても、いいねボタンを押すことにモヤモヤする」、「リアルとSNS上のキャラの違いにモヤモヤ」などの声がありました。この時間は特に明確な答えは出ませんが、普段はあまり話すことのないモヤモヤした気持ちを共有します。
18時からの「今月のスポットライト」では、尼崎市道路整備担当の安井さんと都市戦略推進担当の柏木さんをゲストに招き、10月に阪急塚口駅前で実施する社会実験について話してもらいました。阪急塚口駅南側は令和4年度から8年度ごろにかけて整備が行われ、新しい駅前に生まれ変わります。その前に、みんなで使いながら「どんな駅前になってほしいか」を想像する社会実験が開かれるそう。3m四方の芝生やソファなどが設置されたり、尼大とコラボして「阪塚ひろば部」を立ち上げたりと、みんなで駅前の面白い使い方を考えていきます。参加者からも「足湯がしたい」や「野点してみたい」などたくさんのアイデアが出ていました。今回の社会実験は10月8日〜10日ですが、これからも継続的に開かれるそうなので、興味のある方は参加してみてくださいね。
今月のスポットライトはこちらからご覧いただけます。
東北のコスモスを植えてほしい!
居合わせた参加者同士でお悩みにお節介しあう「よるのミーティング」。初参加を交えた19人が参加しました。上がったテーマは、
・ 阪急塚口駅前での社会実験
・ 東北のコスモスを育ててくれる人募集 の2つ。
「東北のコスモスを育ててくれる人募集」のテーマを出したのは、初参加のせのさん。せのさんは東北復興オンラインマラソンに参加し、参加賞としてコスモスの種をもらったそう。尼崎市は気仙沼市に職員の派遣や物資提供などカウンター・パートとして支援をしていることもあり、「尼崎市とゆかりのある土地のコスモスなので、お庭のある人に育ててほしいです」とせのさん。参加者からは「ひと咲きプラザの花壇で紫陽花を植えていたので、次はコスモスを植えてはどうか」や「ゲリラ的に空き地に種をまく活動をしている人もいるみたい」などの意見がありました。せのさんは「今年は武庫川河川敷のコスモスを見ながら走りたいと思います」と締めくくっていました。
次回は2021年10月13日(水)11時から「大庄北生涯学習プラザ」で開催します。10月は大庄北生涯学習プラザ、11月は園田東生涯学習プラザでの出張相談室となるので、お間違いのないようお気をつけください。
相談員一同、皆さんのご参加をお待ちしております。