【寒さに負けず】2月のみんなの尼崎大学 相談室を開催しました(令和4年2月9日)

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 今月は2月9日(水)にみんなの相談室を開きました。寒さもあってか、少し相談者の方が少ない印象でしたが、少人数でも盛り上がった様子をご紹介します。

みんなの尼崎大学 相談室(略して、みんなの相談室)」とは…
 毎月第2水曜日の11:00〜21:00にあまがさき・ひと咲きプラザで開いています。「尼崎でこんな活動をしてみたい」「進めたいプロジェクトがあるから、仲間が欲しい」「何ができるかわからないけど、お手伝いをしてみたい」など、活動の場を見つけたい人や広げたい人が相談できる1日です。
参加者同士が交流できるコアタイムは、
・ ひるのミーティング(12:00〜13:30)
・ よるのミーティング(19:00〜20:30)
Zoom参加も可能なミニコーナーは、
・ モヤモヤ茶話会(15:00〜15:30)
・ 今月のスポットライト(18:00〜18:30)
それ以外の時間で相談員(コーディネーター)へ個別相談をすることもできます。

尼崎で農に関わる人を増やしたい


 今回のひるのミーティングには、14名の方が参加。テーマとして挙がっていたふたつはいずれも農に関すること。「園田のエリアにあるコミュニティファームでボランティアをしてくれる人を増やしたい」というものと「観光・体験農園をガチでやりたい人を募集!」というものでした。

 相談を持ち込んでくれたのは、建築のお仕事をしながらコミュニティファームに関わっている岡崎さん。「一反(1,000㎡)で一人が仕事として自立できる状況を目指している」というお話があり、その活動をサポートするボランティアを募集しているとのこと。「特に平日の日中に来られる人が少ないので、未就学児の親子連れとかに来てほしい」と岡崎さん。
 参加者からは「場所的になかなか遠いので、送迎があれば...(笑)」という声が。そのほかには「子育て広場と連携するのがよいのでは?」「曜日を固定して子ども農園をやってみたら?」などという提案もありました。尼崎で自然や土に触れる機会は貴重なので、いい機会になりそうです。


コミュニティファーム帰り?これから?と思わせるファッションコーデの岡崎さん

 また「本気で観光・体験農園をやってみたい人募集!」のテーマでは、善法寺というエリアで実際に二反(2,000㎡)の農地を使っておこなっていく活動のお話が出ました。新しいプロジェクトの壮大なビジョンに参加者のみなさん一同、ワクワクしていました。


ひるのミーティングのホワイトボード。農や自然に関心のある方は、ぜひ!

この日の個別相談はいつもより少なく、午後はゆるりとした時間が流れました


モヤモヤ茶話会はZoom参加もできます

 15時からオンラインを併用して開いた「モヤモヤ茶話会」。テーマは「バレンタインやホワイトデーにまつわるモヤモヤ」として、いまや国民的行事になった日についての違和感を話しあいました。「職場で女性がお金を出し合ってチョコを買う風習よくわからん」「先攻が女性で後攻が男性という図式も気に入らない」というモヤモヤさんから、「美味しいチョコがたくさん売り出されるから嬉しい」というスッキリさんまでが、ゆるく話し合いました。

尼大常連の家族の謎に迫る


機械設計の仕事に関わっていた北村博志さん(左)

 18時からの「今月のスポットライト」は、よく親子で参加されている北村博志さんがお話してくれました。
 人生年表を使ってこれまでの話をしてくれましたが、なんと5歳の頃から廃材でベンチの制作をしていたようです。うーむ、なんともクリエイティブ。そのほかにも『子供の科学』という本をずっと読んでいたというエピソードなど、科学やものづくり、機械(設計)などへの幼少期からの飽くなき関心が語られました。
 そんな北村さんの「みんなの尼崎大学」との出会いは32歳の頃。「みんなのサマーセミナー」に参加したことがきっかけだったそうです。それから尼崎のまちで学ぶことの面白さや出会いの豊かさを感じるようになり、現在も継続的に、そして積極的に尼大の取り組みに関わっておられます。今回のスポットライトでは、そんな北村さんの知らなかった一面を知ることができました。ご本人から「年表を改めてまとめてみて、とても面白かった」とのお言葉も。うれしいですね。

チャレンジできる場所をつくりたい


 よるのミーティングには、初参加を含む16名の方が参加。この日は初参加の方からご相談がありました。昼と同様、ふたつの相談内容が少し似ていて驚きました。

 お一人目のフミエさんからは「早期退職して、いろんな人がチャレンジできる空間(ビル)をつくりたい」というお話が、お二人目のサキさんからは「塚口で活動に使えるスペースを探している」というお話がありました。前回もそうでしたが、スペースの活用の相談やスペースをつくりたいという相談が少しずつ増えているような。参加者からは「お金を稼ぐことと世の中の役に立つことをうまくバランスさせてやっていけるとよいですね」というアドバイスがありました。


よるのミーティングのホワイトボードです

 使いたい人と、使ってほしい人(場所)がまだまだマッチングできていないのは課題。どんな仕組みや場があればいいんだろう。地域の活動における難しさだなあ、と思いました。

 さて、次回のみんなの相談室は3月9日(水)11時からひと咲きプラザで開きます。某名曲のタイトルですね...!どなたさまでもお越しいただけますので、お気軽にどうぞ。